私はクアラルンプールにトランジットで2度来たことがある。
そのうち1回は、市内まで出てきた。時間がなかったのでチャイナタウンあたりをぶらぶらしただけであるが、初めてのアジアの都市であり、その喧騒と勢いに感動した記憶がある。
その際、遠くに光り輝くペトロナスツインタワーを見て、次回は間近から眺めてみたいと思っていた。
今回クアラルンプールに立ち寄ったのはそれをかなえるためである。
ひとつ残念なのは、ペトロナスツインタワーは台北101に抜かれすでに世界一高いビルではなくなっているのだが…まあいいだろう。
そんなわけで、夜も遅くなってしまったが街を歩いてみることにした。
KLセントラル駅からプトラLRTに乗り、KLCC駅に向かう。今日は土曜日。KLCCはショッピングを楽しむ人で大混雑であった。
近くの公園は噴水がライトアップされており、周りはカップルでいっぱいであった。
中にはイスラムのカップルも。こういう開放的なお国柄がマレーシアの良いところである。
さて、目の前にはツインタワーがそびえている。
威風堂々、そして何ともいえない美しいライトアップである。今日のKLは湿度が高くもやっとしているが、それがまた幻想的な雰囲気である。来て良かったなあと思った。
さて、本来はKLタワーあたりから夜景を眺めたいところであるが、すでに10時を回っていたので、戻ることにするが、KLCCの駅は帰宅客で大混雑であった。
この券売機、1枚ずつしか買えないし、高額(といっても10RM=300円)紙幣も受け付けてくれない。そういう場合は有人窓口対応になるが、それって意味ないような…。
最近タッチアンドゴーシステムが入ったようだが、まだ浸透していないようであった。コンコースはクーラーも効いておらず、きつい時間を過ごす。
何とかチケットを買い、プトラLRTで2駅のダン・ワンギ駅まで行った。
近くのブキッ・ナナス駅からモノレールに乗ろうとしたが、案内がKLモノレール自体が存在しないが如く、本当に何もなかった。さらに何とかたどりつくが、今のご時世エスカレータもなく、さらに驚いたことに自動券売機が1台も存在しない。
モノレールには運転手もいたから、雇用対策の側面もあるのかもしれないが…。
そもそもプトラLRT、スターLRT、モノレール、KTMコミューターと、KLにはいろんな乗り物があるが、全て別運賃で旅行者には非常に鬱陶しい。
うーん、なんかKLはダメポだなあ。ある意味東京よりも先を行っている香港やシンガポールを経てきたので、余計にそう感じてしまう。
まあ東京も別運賃といえばそうなのだが。
モノレールはたった2両で、本数も10分おきと少なかった。ゆいレール並である。
先進国を目指す首都交通としては、まだまだですなあ。
さて、モノレールに乗った理由は、この先のホテル・イスタナというところのブッフェレストランが1時までやっていて、マレー料理が堪能できると聞いていたからである。
しかし行ってみたら、10時半までであった…orz。をい、昭●社、うそを書くな…。
仕方がないので、再びモノレールに乗り、ブギッ・ビンタンのショッピング街を眺めながらKLセントラル駅へ戻る。
しかし駅のレストランも11時近くとなると全て閉店になっていた…。
マックもやってなかったので、やむなくセブンイレブンへ…。うーん、ヒルトンくんだりでカップラーメン食べる自分って…(泣)
悲しいKLの夜はこうして更けていった。。。。