今日は一日香港を巡る日である。
ホテルには朝食がないので、まずは飲茶でもと思いホテルを出た。
宿泊しているホテルは、Ibis NorthPointである。
Ibisはヨーロッパではよく見かけるホテルであるがアジアでは珍しいのではないかと思う。ちょっと市内からは遠いが、一泊450HK$++と安かったのでここにしたが、部屋はたしかツインのはずなのに、東横インよりも狭かった…。まあ1人だからいいけれど。
このホテル、31階建てとすごく高いのだが、周りのマンションも負けず劣らず高いので目立っていない。香港の建物の高さには本当に眼を見張ってしまう。
ツーリストオクトパスを買っているのでMTRは乗り放題である。
せっかくなので、九龍側をぐるっと回ってみることにした。
途中から地上に出る。周りの景色、車内と日本とそう変わりはないが、中国化が進んでいると言われているが、まだまだ(といっても上海しか知らないけど)香港は洗練されているなあと思う。
さて、目指す先は、有名な倫敦大酒楼である。
まだ9時だというのに人だらけであった。
早速有名なエビ入り蒸し餃子などを食べる。とても美味しい。ただ一人で食べていたのであっという間におなかがいっぱいに…。このあたり、一人旅の悲しいところである。
腹ごなしに、尖沙咀からプロムナードをぶらぶらと歩く。対岸のビル群がよく見えるが、しかし暑い…。
ふらふらになりながら、スターフェリーに乗り中環へ向かう。
短い船旅であるが、海風が心地よかった。
本当は銅羅湾近くのヌーン・ディ・ガンを聞くつもりだったのだが、乗り換えに迷ううちに間に合わなくなったので、一旦ホテルに戻って休憩した後、今度はトラムに乗る。
北角の春秧街は、市場の中をトラムが通るよくガイドブックに出てくるところである。
下町の雰囲気を堪能したところで、2階席に陣取ってトラムからの景色を楽しむ。冷房がないので暑いかなあと思ったが動き出せば風に当たって気持ちよかった。
しかし何度見てもビル群には圧倒されますなあ…。
銅羅湾で途中下車し、近くの許留山でフルーツ盛り合わせを食べる。
甘く、冷たくておいしかった。
今度はMTRに乗り上環へ向かう。
九記牛腩は、有名な牛腩麺の店。ようやくおなかがすいてきたので早速注文する。
牛バラ肉はものすごく柔らかくて、煮込んだスープも絶品。これでわずか20HK$とはお値打ちである。
満足したところで、近くの文武廟を見物。
見た目はぱっとしない廟であったが、中の線香が陽に当たる様はとても幻想的であった。
キャットストリートを冷やかしながら、今度は湾仔へ向かい、シーサイドプロムナードをぶらぶらする。
午後の日差しを浴びる中環のビル群は美しかったが、何しろ暑い…。
まだ日が暮れそうになかったので再びホテルに戻ることにした。
ということで、ホテルに戻ってきたわけだが、何しろ予想通り、暑いですなあ香港は。やっぱりぶらぶらするなら秋以降がベストシーズンだと思う。
でも、なかなか楽しい一日であった。
さてようやく夕方の気配になってきたので、そろそろ夜景でも見に行ってきまーす。