たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

台湾あれこれ9:竹里館

台北ではまず茶葉料理で有名な竹里館へ行った。渡辺満里奈の「満里奈の旅ぶくれ」をはじめいろんなガイドブックで紹介されている有名店である。

圓山大飯店からはMRTだと中心部まで出なければならないのでタクシーを利用。台湾はタクシー代が安いので気軽に利用できる。

MRTの中山国中駅(⇒これって中山国立中学校駅だということを、英語表記で初めて知った…)で降り、歩くほど5分ちょっと。表通りを一本挟んだ静かな道沿いに閑静なたたずまいの店があった。

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店内は木のぬくもりを感じさせる落ち着いたデザインで、ゆったりとした食事や茶芸が楽しめそうである。今日は土曜の夜ということで混んでいないか心配であったが、ほどよく空いていた。1組を除き日本人女性グループであった。

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実に日本語が流暢な店員さんに案内され、席へつく。メニューは写真、日本語付でわかりやすい。いろいろ迷うが無難にAコース700元を注文する。

まずはプーアール茶で一服し、前菜の蓮根と高菜の和え物をいただく。レンコンがシコシコしていてとてもおいしい。

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いよいよメイン。白毫蝦仁(白毫烏龍茶とエビの炒め)と紅茶鶏丁(鶏肉と茶葉を甘辛炒め)に、竹筒で蒸したご飯。どれもお茶の香りがあっさり仕上げになっていて、これまたおいしい。竹筒飯はあつあつ。久々においしいご飯を食べた気分である。

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紅茶玉串はしいたけに衣をつけて揚げたもの。正直しいたけは積極的に好きでなく、セットで唯一そそらない一品だったのだが食べてびっくり。しいたけの苦味というかそういうのが一切なく、甘くおいしく揚がっているそれはしいたけの味とはとても思えない。これはおいしくあっという間にたいらげる。この調理法知りたいなあ。

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プーアール茶風味の牛肉の煮込みに衣笠茸と鶏のスープ。牛肉の煮込みはいわゆる中国風の味付けで嫁はいまいちだったようだが、他の店のものに比べ全くしつこくない。とてもやわらかくて絶品である。スープは深みのある味わいが他の料理とマッチしていて、そして具沢山の中身が最高であった。

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最後は烏龍茶のゼリーと宮廷菓子で締めくくり。烏龍茶のゼリーはさっぱり仕立て。一方お菓子はほんのり甘くてどちらもお口直しに最適。

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最後のお茶は阿里山金萱茶。湯のみには茶葉がたっぷり入っていて、ふたをずらして飲む。ちょっと面倒だがあっさりした味の中にほんのり甘みがあっておいしかった。

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ということで、質・量ともに大満足の夕食であった。麻布十番にも支店があるようなので、今度はこちらにも行ってみたいと思う。