台湾といえば足裏マッサージで有名である。かねて体中が痛くてガタが来ている私は、日本で一度も行ったことがないくせにぜひ今回の旅行ではマッサージに行ってみようと思っていた。ただ今回は一人ではないし、足裏マッサージは特に激痛を伴うらしいので、やはり無難な店に行っておきたい。となると日本人経営でどのガイドにも載っているここにしようと思っていた。ところがクチコミを見ると、激痛が、アザが、痛くないなんてウソだ…という記事の嵐。夜遅くまでやっていなかったこともあって今回はやめておくことにした。
で、いろいろ悩んだが結局、林氏健康中心というところにした。理由は地球の歩き方に載っていたのでまあ信頼できるんだろうということ、痛くないらしいこと、単価が安い(15分でもOKらしい…ウソっぽいが)こと、などである。
ということで、有名なお茶屋さんの新純香へ行った後、本店へ向かって歩いた(実は民権西路と民生西路を混同してしまい、支店のほうが明らかに近かったのだが…)
サンルートホテルの脇の怪しげな小道を歩くと、古臭い商店街があり、その雑居ビルの4階にその店はあった。すでに時刻は10時。あたりに人気はまったくなく、いきなり…というかかなり後悔する。
しかしそんなことで諦めるわけにはいかん、とエレベータに乗り、4階で降りた。階段には猫がたむろしていた。そして怪しげな入り口が…。さらに後悔するが、日本語は書いてあるし、先客もいるようなので、入ってみた。とりあえず日本語は通じた。先客はひとり。気持ちよさそうにしているが、明かりがかなり暗く、ちょっとどきどきである。
先生は一人しかいなかったが、支店から応援が来て、先客も終わったので2人同時に始める。30分で、というがしきりに延長を求める。うーんやっぱ15分なんてありえないなあ…と思うが、45分で全身、2人で1350元だという。まあ高くはないのでそれにした。
足湯でもつかるのかと思いきや、なんだかよくわからないクリームを塗られていきなり始まった。予想よりも痛くなく、いい感じであった。私は左のほうが弱いようであった。今年に入って靴を変えた上にこの日は歩き疲れたのでかなり足が痛かったのだが、終わったら見事に爽快になっていた。ただ痛くなかったのでこれがベストなのかどうかはわからない。一方全身はそんなに気持ちよくなかった。個人的には肩を重点的にやってほしかったのだが、それもかなわず。
まあトータル的には、別に悪くはなかったとは思う。一方嫁はそもそもマッサージ嫌いらしく、大して気持ちよくもないと言っていた。せっかく連れて行ったのに…。
やっている間日本人がもう一組やってきた。彼らも延長を勧められていた…。もう11時になろうとしていたが。
ということで、終わったら11時近く。急いで夜食を買い終電近くのMRTでホテルへ戻った。
帰国してからWebを見ると、どうやらあまり評判はよくないようだ。特に延長は有名らしい。ただ15分とかは実質的にありえないので、45分だったらまあいいんじゃないかと思うけど、これは夜遅く行ったからかもしれない。昼だったら2時間コースを言われたかも。
ただまあ次回はもうちょっと明るいところを選びたいなと思う。というか次回は台湾式全身マッサージで踏まれてみたいな。
…と思っていたらなんと台北ナビにレポートが掲載されていた。あまり評判がよくないから載ってないのかな、とか思っていたんだが。先生はこの前の2人だったが、写真は同じ部屋とは思えないほど明るかった。なぜか足湯があった(言われなきゃでない、と…そのとおりでした)。ま、紹介と実際の差はこんなもんである。あくまで、ほどほどに。