豪華絢爛な中国建築の、台北を代表するホテルである。ただし最近は市内に外資を中心とする新しいシティホテルが増えており、郊外で古いこのホテルは必ずしも最高級という扱いではないようである。
閑散期ということもあって、台北ナビだとバジェットであれば7,900円から泊まれるようだったが、やはりこのホテルといえばシティビューでしょうということで、奮発してグランドデラックスのシティビューを予約した。とはいえ1泊1室14,600円とそれほど高くはなかった。
MRT圓山駅から送迎バスに乗ると、前方の丘の上にホテルが立っているのが見える。写真で見たよりも存在感はずっと大きく、現代建築様式からすると奇妙な形だとは思うけどさすが台北を代表するホテルであると納得。そして白くライトアップされた様もまた見事であった。
ロビーに入ると、まるで宮殿のようである。真紅の柱とじゅうたん、高い天井、大きな胡蝶蘭。映画のセットを見ているかのようである。ここだけでもとりあえずは一度見る価値はあると思う。
ただ残念ながらロビーにはバスで乗りつけたスーツケースを沢山持った団体客が大変騒がしく、フロントでは召使に対する対応か?と思わせるような言動をはく始末…。同じ民族として恥ずかしい。。
フロントは日本語が完璧に通じるのは大変ありがたい。
部屋は6階に案内された。グランドデラックスは6-9階なので、ちょっと残念。
広さはとても広く申し分ない。昨日の高雄と比べるとバスまわりなど古さは否めないが、1973年築の建物にしては綺麗だと思う。基本的には西洋風だが、天井の模様などが中国様式である。それがうまく調和されているのがいい。
ちなみにADSLが来ていたが1日500元とのことであり、さすがにそこまで使わないのでダイヤルアップにした。持参したRJ11ではつながらず、電話機の線を使ったらOKだったので、極線が逆なのかも(うっかりモデムチェッカーを忘れてきたのでよくわからず)。あとはすんなりつながったが24kbpsくらいしか出なかった。
ベランダからの夜景。台北の夜景が一望できる。入口の門が綺麗にライトアップされていて、いい眺めであった。
松山空港へ着陸する国内線を見れると思ってちょっと期待?していたのだが予想より音も全然しなかった。
広いバルコニー。朱塗りの欄干が続く様は見事であるが隣が思いっきり見えてしまうのはご愛嬌か。まあ開放的でいいのではないかと思うが。
滞在中天気が良くなかったのが残念である。背後に台北101も見えているが一番上は雲の中であった。
ということで日本人的には今や団体御用達になってしまった気がするホテルではあるが、その分安く高級感を味わうこともできてとても満足なホテルであった。
ただ市街から遠いのは如何ともしがたいところ。士林夜市には近いが丘の上なので結局タクシー必須であるし、バスも20-30分ごと、終バスは22時過ぎとイマイチ使いづらい。次回行くときは市内かな。。