次の目的地は、ブダペスト随一の大聖堂、聖イシュトヴァーン大聖堂である。
デアーク広場から北へ300mほど行くと、目指す大聖堂が見えてきた。
とにかく大きい! ドームの高さは96mもあり、高層ビル並みである。 この巨大で威厳のある建物にまず圧倒されたが、写真ではなかなかその大きさを表現できず残念…。
中に入ると、まず目につくのはドームの見事な装飾。 大聖堂自体は1905年完成とそれほど古くはないこともあり、全体的に明るい感じで、ちょうど日差しが差し込み輝く様は実に印象深かった。
祭壇の中央には、ハンガリーの初代国王、聖イシュトヴァーンが祭られている。
見とれているとちょうど日が陰ったようだが、これはこれで落ち着いていてまた違った印象を受ける。
さてこの大聖堂には、聖イシュトヴァーンの右手のミイラがあるという。
この装飾の中に右手のミイラがあるのだが、よく見えない。 200フォリントを入れると数分間ライトアップされるとのことだが、なんとしたことか財布の中にコインが100フォリントしかなかった。 うーん、誰か入れてくれないかなあ(笑)と思ったら、数枚上の写真に写っている、立ち入り禁止エリアに堂々と入っているVIP客?がやってきた。 当然、特別対応でライトアップ。 若いカップルで素性はよくわからんが、それはそれでおこぼれを頂くことにする(苦笑)
ま、ライトアップしてもあんまりよくわからなかったけど、一番の見どころということで満足。
この写真と見比べると何となく右手だなあというのがわかるかも。
さてこの大聖堂、ドーム周囲が展望台になっていて、ブダペストの街並みを一望できるという。 昨日からノンストップですでに足はヘロヘロなのだが、がんばって上るとしますか。
気の遠くなるような螺旋階段を頑張って上ります…。 ただ途中からエレベータがあったので一安心(実は最初からエレベータで行けたかも?)
エレベータを降り、無骨なドームの天井を見つつ、外に出ると…。
2つの尖塔が出迎えてくれました!
ドナウ川を挟んでブダ側は緑豊かな丘陵が広がっていた。 手前には王宮や国会議事堂など、ブダペストを代表する建物も見え、ブダペストらしい景観が一望できる。
一方のペスト側は建物が密集し、全く異なる装いを見せていた。 印象的な建物があるわけではないが、高かったり近代的な建物は少なく、ヨーロッパらしい古くが素朴な色合いの建物が密集する街並みはとても見事。
ブダペストは王宮にある漁夫の砦あたりからでも一望できるからか、ネットを見てもこの展望台に来る人は多くないように見えるが、特にペスト側の街を間近に眺めるならこちらのほうが断然良いと思う。 足は疲れたけど…。
しかし時間は限られてます故、先に進みましょうか…。