たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

ハンガリー・ドイツ・中国弾丸旅行記3:上海半日観光(1)豫園

上海滞在時間はちょうど半日。 6年前に一度来たことがあるとはいえ、仕事だったので十分な観光ができてないことが気になっていたので、まずは定番の名所へ行くことにする。

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ちなみに万博は興味がないので行ってません(北朝鮮館は多少興味があったけど…)

空港からはリニアモーターカーに乗る。 今日中に戻ってくるので往復券(80元)を購入し12:47発に乗車。

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ちょうど13時までの300km減速時間帯だったので、最高431kmは出なかったが、まあこれは6年前に体験済なので特に問題なし。 それよりも、高速に鉄道だけで市内へアクセスできるのが弾丸トラベラーには有り難い。

わずか8分の乗車で龍陽路站へ到着し、ここから地下鉄に乗り換えるが…。

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北京もそうだったが、上海の地下鉄はすべての駅で荷物検査があり、これが急いでいるときとかは非常に面倒くさい。 しかも手荷物だけでありポケットのデジカメとかは対象外(それもやられたら発狂ものだが…)だし、見ているんだか見てないんだか怪しいし、何か意味あるんだろうか…。

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6年前と比べて無茶苦茶変わったのが地下鉄。 何しろ6年前はたった3路線しかなかったのに、いまや世界最大の地下鉄ネットワークである。 わずか6年でここまでインフラを拡張できる中国はスゴイ。

6年前はタクシーに乗らざるを得なかった区間も地下鉄で容易に出かけられるようになったのは喜ばしいが、ガイドブックが今日本の本屋で売っているものですら追い付いてないのでとっても大変。 でも今回の目的地へはちょうど4月に最寄駅ができ、タクシーのお世話になることもなかったのでそれは大変有り難かった。 そんなわけでまず路線図をメモ代わりにパチリ。

新しい路線はホームドアも完備。綺麗だった。 驚いたのは乗車マナー。6年前はまさに中国!という感じで我先にという記憶が強かったが、今回上海に関して言えばそのようなことはほとんどなく、日本とそう変わらない印象を持った。

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最寄駅に着き、地上に出ると整備された広い道路に色とりどりの花が。 うーん、上海も変わりましたなあ。

さて、最初の目的地は…

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上海観光の定番、豫園です。 定番ではあるが、日中メインの場所であり出張だった前回は行けなかったので何はともあれ訪れたかった場所である。 しかし今日は上海に限り祝日らしく、人が多い! 豫園のシンボル的な九曲橋と湖心亭は写真を撮る人で大混雑。 そしてまあ賑やかなこと!

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最初はここの有名店、南翔饅頭店で昼食でも…と思ったが大混雑で断念。というかテイクアウトで買ったとしても座る場所すらない…。 ということで、昼食は後にしてまずは有料エリアを見ることにしますか。

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江沢民の書いた「海上名園」の岩を見ながら入ると、先ほどまでの世界から一転、静寂の世界が広がった。

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豫園のハイライト、仰山堂の前に広がる大きな池の眺めを前に、しばし物思いにふける…。 豊かな水の音に、ときどき鳥のさえずる音が聞こえてくる。 先ほどまでの世界はどこへやら。落ち着いた世界が広がっていた。

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伝統的な中国庭園の造りも魅力的であるが、新緑の青さがとても美しかった。良い時期に来たと思う。 そして水の音と広がる空間の豊かさはどうだろう。それほど広くないと思われるのにとてもゆったりとした印象を受けるのはさすがである。

そして何より、自分はこの静かな世界がとても印象的であった。 まさかあの騒々しい上海のど真ん中にここまで静かな世界があるなんて。 月並みな観光地なのではと思っていたけど、思ったよりずっと良かった。

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一つだけ笑えたのが池の鯉! エサ目当ての大群はまるで中国人そのもの!? 魚も国が変わると性格が変わるのか?

ということで30分もあればいいかなと思ったら気づいたら1時間近くたっていたので、遅い昼食としましょうか。

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出口の先にある豫園商城はさらに人でごったがえし、一瞬にして動の世界へ引き戻される。 が、まあ中国はこうでなくっちゃね。 まあいろんなものが売られていて見ているだけで楽しい。

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大きく、そしてド派手な上海万博のロゴが掲げられているのは定番フードコートの和豊楼。 ごちゃごちゃしているが、好きな料理を選んで精算するので中国語がさっぱりできない自分にはありがたい。 ぱっと目にして気になった海南鶏と、何故か結構な人がとっていく小籠包にストローが刺さったものを選んでみた。

鶏は美味しかったけど思ったより骨が多く残念。 で、ストローを吸ってみると、蟹のスープであった。これが美味しいけどアツい!ヤケドしてしまった。

ま、さすが中国。フードコートでも美味しかった。 ただ、ここご飯ものが全然なかったのはなんでだろう?

てなわけで時刻は15時過ぎ。次の目的地へ向かいます。