今日の宿泊先は、ミレニアムヒルトンバンコク。
ミレニアム・ヒルトン・バンコク|ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ
今回は弾丸旅行なのでホテルくらいはマトモなところに泊まろうと思っていつもより少しランクアップしたところにした。
さて、スワンナプーム空港から市内へは、今のところタクシーがメインの交通手段である(本当は翌12日にエアポートリンクという鉄道が開通する予定だったのだが、マイペンライなお国柄らしく12月に延期になってしまった)。
しかしボラれらりする体験談が後を絶たず、まともな国のタクシーですら嫌いな自分としては今回最も緊張するところであるが…。
メータータクシーに乗るが、案の定「500バーツ!」と言ってくる。アホかと思って「メーター、メーター!」と言ってメーターを倒してもらう。
あとはホテルへ一直線かと思いきや、市内まで来たところでいきなり南下…。結局、高速で市内南部をぐるっと回らされてしまった。
まあバンコク市内は渋滞だらけらしいから、気を利かせただけかもしれないが、意外にかかって400バーツで何とかホテルに到着。
仮にボラれても数十バーツ程度なのでまあいいのだけど、うーん、なかなか気分良くないですな。運ちゃんは英語通じないし…。
宇宙船のような独特の形をした32階建ての高層ビルがホテルである。
大きな吹き抜けのロビーは、翌日からASEANの会議があるらしく金属探知機などが設置されちょっと物々しい雰囲気であったが、高級感があっていい感じ。
ここはHHonors専用チェックインコーナーがあって、座って飲み物を飲みながらチェックインができるのが嬉しい。まだ12時前であったが、部屋へ入ることができた。
廊下やエレベータは落ち着いたアジアテイストあふれる雰囲気であったが、元々このホテルは建設中止になったホテルをヒルトンが買い取って開業したホテルなので05年開業の割には所々作りが古いなあと感じるところもあるが、まあそれほどは気にならなかった。
今回の部屋はスタンダードダブルであるが、さすがヒルトンなだけあって十分な高級感。
まず眼に入るのが部屋いっぱいの大きな窓。広さは32平方メートルとそれほど広くないのだがこの開放感がそれをまったく感じさせず、気に入った。
大き目のソファにさりげなく置かれたクッションがセンスを感じる。
バストイレは結構広く、ゆったりとくつろぐことができた。当然シャワールームも完備。
洗面所は最近よくある丸型のタイプ。見た目はお洒落なのだが実用的にはちょっと使いづらかった。
と、ヒルトンらしく機能的かつ落ち着いた部屋には十分満足であるが、このホテルはチャオプラヤ川に面した全室リバービューという景色の良さが最大の売りである。もっと立地が良くて安いホテルはいくらでもあったのだが、今回あえて高いヒルトンを選んだのはネットの宿泊記で見たリバービューの景色に一目ぼれしたからというのが最大の理由である。
さてその景色は…
うーん、17階だったので、眼の前のビルと同じ高さで可もなく不可もなくという感じであった。それでもチャオプラヤ川を行きかう船を見下ろす景色はなかなか楽しく、十分満足であった。
遠くにはワットアルンも見ることができ、ああ、バンコクにいるんだ…という実感がわいてきた。
4階にはプールがあった。
ザ・ビーチと呼ばれるプールは、眼下にチャオプラヤ川を望み、また、プールの上にデッキチェアが置かれていてビーチにいるかのよう。
ここでのんびりするのも良さそうであったが、残念ながら水着を忘れ、時間もない(泣)のでちょっと景色を眺めるだけに留める。
このホテルからは、BTSのサバーン・タークシン駅(20分毎)と、川向こうのリバーシティと呼ばれるショッピングセンター(15分毎)へ船が出ている。
本数はそんなに多くなく、またボートも簡素な作りではあるが、船で川を渡るだけでもちょっとしたクルーズ気分。
ものすごく暑いバンコクも船に乗ってしまえば風が気持ちよい。
ただ、川の水はものすごく汚く、匂いも結構キツいけれど…。
このリバービュー、夜景もまた綺麗なんだろうな…と思っていたのだが、自分の部屋は王宮など旧市街方向の北向きだったので、それほど明るくなくて思ったほどではなかった。
ワットアルンのライトアップは幻想的な美しさではあったが、遠すぎて写真を撮ってもわかるかわからないかくらいだし。
反対側は川に面する他のホテルを望みそこそこいい感じであった。
聞くところによるとダブルが北側、ツインが南側らしいので、景色を楽しみたいのであればツインのほうがいいかも。
ということで、総合的にはさすがヒルトンなだけあって満足のいく滞在ができたと思うが、バンコクには他にもホテルは無数にあるし、チャオプラヤ川沿いにもペニンシュラやマンダリン、シャングリラなど良いホテルはいくらでもあるので、それらと比較してしまうとまあ普通のホテルかなという感じで、次回はもうちょっと交通の便がいいところに泊まってしまうかも。
あと今回は翌朝が早朝出発で朝の最大の楽しみ、ブッフェでの朝食が取れなかったのが残念。もともとのスケジュールでは川沿いのブッフェを楽しむつもりだったのだが…。