NH1便の出発するB43番ゲートには既に乗客が集まり始めていた。
まだ少し時間があったので隣にあるラウンジへ行く。
ここでボストンで発券した搭乗券とI-94Wは回収され、新しい搭乗券が発行された。
さて搭乗券はというと…
有難いことにビジネスクラスであった。実は数日前にアップグレードが確定しており、ボストンのチェックインの時点でビジネスクラスの搭乗券が発行されていた。
ということで今回は往復ビジネスとなり、誠に素晴らしい。
しかし復路も全員アップ、さらに往路は本当にタナボタ的アップだったということで、実に運が良かった。今年の仕事運を全部使い切ったようで今後心配であるが…。
今回は全員ラウンジのインビが発行されたので全員でしばしの時間くつろぐ。
2年前は隣がsignetだったのだが、ANAラウンジファーストになったためファーストクラス・DIA会員以外は入れなくなったからかビジネスクラスラウンジはかなり混んでいた。
今日の機材はB777-300ER・JA783A号機。
しかし昨今の景気低迷でNH1便は近日中にB777-200ERに代わるのでCY2クラスになる。せっかくANAラウンジファーストを作ったのにファーストクラスがなくなるなんてどうするつもりなんでしょうね。
12:15になり、ラウンジ内のゲートが開いて搭乗開始。
隣のANAラウンジファーストを経由して搭乗するので写真をパチリ。成田のANAラウンジに良く似たスタイリッシュな内装になっていた。
いやはや、この席で帰れるとは実にラッキーである。しかも今回は隣も空席だった。
今日のビジネスクラスの搭乗率は半分強といったところ。ゲートで搭乗券を交換していた人もいたので結構アップグレード客もいた模様で、機材縮小もやむなしというところか。
ちなみに復路は非常口付近滞在禁止とかのアナウンスはなかったのだが、往路のことも考えてエコノミーは見てないのでどの程度の搭乗率だったかは不明。
機内エンタメ冊子をパラパラ見ていると、感染列島“パンデミック”という映画があるのを発見。うーむ、実にタイムリーだな…。
ま、138分もあったので見るのはやめておいて、NHKニュースで日本国内が大騒ぎしている映像を見ていると機内サービスが始まった。
■前菜として
生ハムとクリームチーズのクレープ包み
フルーツカクテル添え
フレッシュガーデンサラダとともに
■ブレッドセレクション
ノルマンディー産イズニーバター もしくは オリーブオイルとともに
クレープ包みがあんまり味がなかったなあと思うが既に味覚がアメリカンになっているのであまり当てにならないかなとも思う。
それよりも今日はすいているので次の料理が出るまでの時間が短くて非常に気分が良い。このくらいテキパキ出てくれるといいのだけど。
■メインディッシュとして
牛フィレ肉のグリル “カフェ・ド・パリ”バター風味 [ 323 kcal ]
肉が硬いとか良く言う割には性懲りもなくステーキです。
今回は結構柔らかくて美味しかった。このバターがこんなに固形物していていいのかはよくわからないけどキツくなくソフトな味だった。
■デザートとして
ANAオリジナルパフェ“モカ・ア・ラ・モード”
うーん、モカあまり好きじゃないんだよなあ…。美味しかったですけど。
今回の食事は全体的に満足でした。
今日はワシントンを出てからずっと曇り空だったが、スペリオル湖を過ぎた頃から眼下の景色が広がってきた。
この先大自然の景色を堪能できそうであったが、早く寝ないと翌日に響きそうなのでフラットにして寝ることにする。
斜めフラットだ何だといってもやっぱり快適です…。
…ZZZ
目が覚めると、残り4時間半といったところ。既に日付変更線を超え、日本が近づいてきた。
まだ機内サービスまでは時間があるが小腹がすいたので軽食の中からターキーとツナサラダのサンドウィッチを注文する。
あっさりしていてとても美味しかった。
この後は読書などしながらゆったりと。14時間はちと長すぎるけどビジネスクラスを堪能するには10時間以上はないともったいないですな。
2時間ほどして機内が明るくなり、朝食の時間である。
ボストン滞在中は実によくクラムチャウダーを食べた。
メニューにあったので反射的に洋食にしてみた。
・マンハッタン風トマト風味のクラムチャウダー
・ブレッドロール
・フルーツカクテル
ま、トマト風味だったので全然違うものが出てきたけど、結構ボリュームもあり、美味しかった。
食事も終わると福島県上空。もうすぐ着陸だ。
機内が慌しくなってきた。
霞ヶ浦を望み、最終の着陸態勢に入った。
14時間のロングフライトももうすく終わりである。今回は仕事もそれ以外も実に充実した出張であった…。
もっとも、この後2時間半の機内カンヅメが待っているわけですが…。
(おしまい)