2020年12月31日

海外に行かなくても行った気になれる寺院3選

今年は新型コロナウイルスの影響で散々な1年だった。
といっても旅自体はなんだかんだ言ってそこそこ出かけてはいたものの、2012年以来8年ぶりに海外に行かない1年になったわけであるが、こう海外に行けないと、海外に行った気分にでもなりたいものである。
そこで首都圏で海外に行った気になれそうな場所がないか探してみると、意外にあるものですね。今回は実際に行ってきた3か所を紹介します。

ワットパクナム日本別院




成田市、といっても合併前の地名で言えば大栄町なので成田市街からはかなり離れた場所であるが、ここにタイ寺院「ワットパクナム日本別院」がある。

ワットパクナム日本別院 寺院 watpaknam ::: 千葉・大栄町・大本山成田山近くにあるタイのお寺

日本にあるタイの寺院ワットパクナム 日本別院のホームページです。お寺の様子がわかる動画、お寺への行き方地図もあります。大本山成田山の近くです。




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ここは1998年に廃校となった小学校跡地に建てられたようだ。

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敷地に入ると、千葉ののどかな田園風景から突然タイ寺院が見えてきた。
鮮やかな色合いにタイを思い出すが、ここはタイ仏教のれっきとした寺院であり、関東エリアのタイ人の心のよりどころとなっているそうだ。
あいにく本堂内はお参り中の人がいたので入れなかったが、束の間のタイ気分を味わう。

ここは公共交通機関で行くのは難しく車利用が必須と思われる。
JALカレーが食べられると話題のJAL DINING PORT 御料鶴とセットで行くのが良いのではないかな(自分も御料鶴の帰りに寄りました)

農家レストラン | JAL Agriport株式会社

JAL Agriportでは、成田空港周辺の9市町村を中心に、千葉県下の各地域との様々な連携を計画し、果物や野菜を年中収穫できる農園。自社畑で栽培した新鮮な果樹・野菜のほか、周辺地域の農産品をふんだんに使用したメニューをご提供致します。




東京ジャーミイ




東京ジャーミイ・トルコ文化センター | Tokyo Camii Turkish Culture Center

東京ジャーミイ・トルコ文化センター | Tokyo Camii Turkish Culture Center – 東京ジャーミイ・トルコ文化センターのウェブサイトです。



東京ジャーミイは日本最大のモスクである。
代々木上原駅近くにあり、小田急からもたぶん見えると思うのだが、こんなところにあるとはこれまで知らなかった。

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このモスクの美しさはアジア1とも言われているそうで、確かに夕闇に輝くモスクは本当に綺麗。
ちょうど日没時の礼拝の時間で中は写真が撮れなかったが、アザーンの声が流れ、インドネシアかマレーシアにでも行った気になるが、この高級住宅地に毎日アザーンが流れているというのは日本だったら近所迷惑になりかねないけど大丈夫なのかな。
ここはトルコ文化センターが併設されており、信者でなくても広く見学ができるが、ここもあくまで本当の寺院なので、信者の方々の邪魔にならないようにする必要はあります。

聖天宮




五千頭の龍が昇る聖天宮 | 公式ホームページ

五千頭の龍が昇る聖天宮は台湾・中国の道教のお宮です。どなたでもご自由に拝観いただけます。豪華絢爛なたたずまいは悠久の宮殿を思わせ、色鮮やかな創りは遠くから目をひき一見の価値があります。




聖天宮は埼玉県坂戸市にある台湾道教のお宮である。中国様式の寺院は横浜中華街などそこそこあるが、ここは15年かけて建てられた本格的な台湾様式の建物で、遠いけど一度行く価値のある場所である。

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東武東上線若葉駅から20分ちょっと歩き工業団地を抜けると、田園地帯に煌びやかな建物が見えてくると聖天宮に到着する。

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入ってびっくり。本当に台湾にいるかなよう。というか、台湾のそれよりも豪華絢爛で素晴らしい。
そして中にはスタッフさんがいて、本殿の案内をしてくれたり、お祈りの仕方を教えてくれたりする。
台湾で何度もお祈りをしたつもりであったが、ここで初めてちゃんとしたお祈りをすることができた。
入場料がかかることもあり、人も少なく写真も撮り放題。ちょっと遠いけど台湾好きならば一度は行く価値ありです。
本数はそれほど多くないものの路線バスも走っているので、それに合わせていけばそれほど不便な場所ではないです。

2021年に向けて


この記事を書いている中で、都内感染者が過去最大になったというニュースが流れてきたので、来年も旅がしづらい雰囲気でスタートする気がするが、旅それ自体は感染するとは思えないので、移動することを絶対悪とする風潮は本当に勘弁してほしいものだ。それよりも、食事とかをもっと規制すべきではないだろうか。もはやボッチ飯を提供できない店はも休止やむなしではないかという気がする。
インフルエンザが毎年2月くらいにピークになった後春になるとさっと消えていくように、3月くらいには一段落してくれることを期待したいところだ。


ラベル:台湾
posted by たま at 18:07 | Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

私用で京都(2):12月の京都(2020年12月)

最初は私用といえども金曜なのでホテルで仕事かなと思っていたのだが、この日はWeb会議なども入らず、12月の京都を満喫できた。
その時の模様を紹介します。

関ヶ原の雪


京都ではないが、冬の東海道新幹線と言えば関ケ原付近の雪。
ちょうど2日前に大雪が降り、この日も徐行運転で遅れるというアナウンスがされていた。

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この日乗ったのは東京7:00発のぞみ203号。JR東海ツアーズのずらし旅プランで基本料金で乗れる一番遅い列車である(笑)
せっかく安いプランにしたので、往路だけ追加料金を払ってグリーン車にした。追加料金はたった2200円。これはお値打ちだね。
グリーン車はもうグリーン特典とかで何度も乗ったので特別な思いはないけど、静かな空間は本当に素晴らしいね。

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のぞみ203号は岐阜羽島を定刻通り通過したが、大垣を過ぎると一気に雪が積もりスピードを落とした。
ただスピードを落としたのは関ケ原付近のごくわずかで、ほどなく雪も消え、米原駅はフルスピードで通過。
結局京都にはわずか2分の遅れであった。
降り続いている間はかなりの徐行となって20分30分と遅れるらしいが、雪が降ってなければこんなものらしい。
雪景色は風情があるけれど、遅れなくてよかったです。

建仁寺の紅葉


今回どうしても見に行きたかったのが建仁寺である。

建仁寺 The Oldest Zen Temple Kenninji

建仁寺は臨済宗建仁寺派の大本山で、建仁2年に開創しました。開山は栄西禅師、開基は源頼家です。坐禅体験、写経体験受け付けております。



建仁寺自体はもう何度も行ったことがあるのだが、本坊中庭の潮音庭は、京都の中では極端に紅葉が遅いことで有名で、見ごろは12月上旬なのだ。といってもこの日はもう12月18日だったわけだが…。

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さすがに見ごろは過ぎて色付きはややぼけてしまっていたが、それでも日差しに輝く赤い葉はとても見事であった。
ここは例年であればひっきりなしに観光客が庭の双方からベストアングルを狙って睨み合いなかなかどかないのだが、今年は人も少なく、のんびりと撮影するだけでなく、椅子に座ってひと息する余裕まであったのはラッキーであった。

石清水八幡宮


祇園四条駅から京阪電車 大阪・京都1日観光チケットを買って京阪に乗る。

Go To トラベル 地域共通クーポン購入用 京阪電車 大阪・京都1日観光チケット

こころまちつくろう KEIHAN。京阪電気鉄道株式会社のオフィシャルWEBサイトです。



このチケットは地域共通クーポンで買えるので、これで石清水八幡宮へ行くことにした。

石清水八幡宮

厄除開運、必勝祈願。京都府八幡市、日本三大八幡宮の一つ。石清水八幡宮のホームページです。



石清水八幡宮のケーブルカーは片道300円もするので、往復するだけで元が取れるのである。

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石清水八幡宮駅に隣接するケーブル駅へ行く。平日、そして夕方なので人の姿はほとんどなかった。
16:15発のケーブルカーに乗って山頂へ向かう。

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京都府の南端に位置するこのエリアは回りは見渡す限り住宅地に囲まれているが、ここだけ高さ120mの小高い山になっており、自然豊かな雰囲気に目を見張る。

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紅葉が残る山頂駅を降り、階段を上った先にある展望台からは京都盆地を一望できる。遠くに見える白い棒のような建物は京都タワーのようだ。
なかなかの絶景が楽しい。

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本殿は国宝に指定されており、見事な作りであったのにほとんど人もおらず、この本殿を独り占めする。
国宝だし京都だしもっと広く観光客に注目されて良い場所だと思うのだが、大阪と京都の間という中途半端な場所であり、京都からだと30分以上かかるので観光客には見放されてるのだろうか。来れて良かったです。

南座顔見世公演


京都の中心部に戻り、南座へ。

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出演俳優のまねきが上がり、ライトアップされた南座は本当に綺麗であった。
南座は3月からずっと休演が続き、今月ようやく公演が再開されたようだが、京都の冬の風物詩ともいわれる顔見世公演が無事に開演できたことは本当に良かったんじゃないかな。見れて良かったです。

知恩院


翌朝、帰る前に祇園を散策することにした。

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4年ぶりに知恩院へ。ここは長らく続いていた修復工事が終わり、三門や御影堂の姿を再び拝めるようになった。
しかし本当にこの寺の建物は大きくて堂々としている。このダイナミックさが素晴らしいね。

京都祇園ボロニヤ


知恩院の近くの東山通に、ボロニヤと呼ばれるデニッシュパンで有名なパン屋さんがある。

元祖デニッシュ食パンの京都祇園ボロニヤ

1979年、京都市東山区古川町にある京栄食品(株)は、ボロニヤソーセージを販売し行列のできる人気のお店を営業していたことから、新しく考案したデニッシュ食パンのお店の商号を「京都祇園ボロニヤ」と名づけました。全国に京都祇園…




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時短営業で10時からとホームページで書いてあったのだが、9時半ごろ行ったら開いていて、無事にデニッシュを買うことができた。
ここのデニッシュパンはとても美味しい。京都はここ以外にも沢山美味しいパン屋さんがあって楽しいね。

12月の京都を終えて


12月の京都はただでさえ閑散期で、11月の紅葉シーズンの混雑が嘘みたいに人が少なくなるのだが、今年はさらに人も少なくちょっと寂しかった。しかしピリッとした寒さの中で見どころを巡るのが楽しかったです。
2020年は本当は仕事でまた京都へ足繁く通う予定だったのだが、コロナ影響で飛んでしまったものの、それでもプライベートも含めて6度行けたのでまあ良かったかな。年を取るごとにどんどん行きたいところが増えていく京都。また来年も通おうと思います。

ラベル:京都
posted by たま at 16:57 | Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

私用で京都(1):ベッセルホテルカンパーナ京都五条(2020年12月)

京都に私用があり出かけることにした。

12月にもなるとコロナ騒ぎも大きくなり、東京を目的地とする旅行は18日からGoTo停止、東京発も自粛要請が出ていた状況であるが、私用と言っても仕事にも絡む用であり、用があるのに自粛なんかできるわけないので出かけることにした。

今回もヒコーキではなくJR東海ツアーズの新幹線利用、宿泊先はいつものベッセルホテルカンパーナ京都五条である。

ベッセルホテルカンパーナ京都五条

ベッセルホテルカンパーナ京都五条は、五条駅3番出口から徒歩1分で、大浴場完備。全室Wi-Fi完備、サータ社製のポケットコイルベッドを設置。優れたクッション性で良質の安眠をご提供します。京都観光の拠点、またはビジネスにご利用ください。



通算3度目、今年も7月に出張で宿泊して以来2度目なので新しいネタもないのだが記録程度に紹介します。

1階ロビー


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クリスマスの飾りが12月を感じさせる1階ロビーを入りチェックイン。
ここは過去に泊まったことがあるか聞かれ、泊ったことがあると伝えると館内案内を省略される。常宿にしている側からするとありがたい。(毎回公式サイト利用なら一発でお得意様扱いなんだろうが、違うところ経由ですいません…)
前回から変わったこととしては、2階大浴場のバスタオルの常備が無くなったので部屋からお持ちくださいということだそうだ。11月の名古屋が無かったのは全ベッセルホテル共通の施策だったのかな。ちと残念。

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23時まで空いているロビーラウンジでフリードリンクを頂く。
ここも12時〜18時までカフェ営業をしているそうだ。電源がないので長時間は難しそうだが、チェックイン/アウト前の一時利用などで使うとうまく京都でのワーケーションができそうな気がする。ベッセルホテルは14時チェックイン、11時チェックアウトとビジネスホテルにしては結構長く部屋に滞在できるんだけど、ワーケーションとして考えると移動のための半日休みにするには役不足なので。

スタンダードツインルーム


過去2回シングルルームをチョイスしていながらツインルームがアサインされたので、今回こそはシングルルームの取材を…と思っていたのだが「空きがありましたのでツインルームにさせていただきます」と…。
前回同様4階のツインルームだった。なのでWi-Fi設定もそのまま使えた(苦笑)
なのでこれまで撮ったことのないアングルを中心に紹介します。

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入るとスリッパが置いてあり、部屋の中では靴を脱いで過ごす。この気楽さが良いね。

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ツインルームのライトは京都らしい和のテイストを醸し出し良い感じ。

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この部屋で一番ありがたいのはツインルームにしては広いテーブル。
特に出張利用時には本当に重宝する。椅子の間のテーブルは引き出すことができるので、向かい合わせに過ごすことも可能(過ごすにはちょっと狭いけど)

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部屋備え付けの飲み物はお茶とコーヒーくらいだが、1階に行けばフリードリンクなのでこのくらいで十分だ。

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今回も大浴場で済ませたのでバスは使ってないけどシンプルなバス・トイレ。部屋のシャンプー類はローラアシュレイ製だそうだ。自分にはよくわからんがこのランクのホテルにしてはすごい良いそうですね。
自分が気に入ってるのはコップの色が違う点。どっちがどっちを使ったか忘れちゃうんだよね…まあ今回は1人なのでどうでも良いんだけど。

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2階大浴場の入り口も京都らしい和のテイストが嬉しい。今日も宿泊客が少ないようでのんびりと過ごすことができた。

こだわりの朝食


ベッセルホテルカンパーナの最大の楽しみは朝食。今日もいっぱい食べるぞっ(笑)

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今日もおばんざいを始めたくさんの料理が出迎えてくれた。基本的には7月とメニューに差はなさそうだったが、細かな料理は変わっているようだ。あと大きなところでは南禅寺の豆腐が小分けになってなかったな。

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そんなわけで今回もおばんざい→洋食のコンボ(笑)。11月の名古屋の教訓も踏まえ少しずつにしたので今回はデザートまでたどり着きました。
京都はおばんざいが少しずつ食べられるのが良いね。

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12月の京都はただでさえ閑散期ということもあり、土曜の朝だというのにガラガラだった。ゆったり過ごせるのは良いんだけど…。

最近は朝食が売りのホテルもだいぶ増え、よく見ると既製品ベースの品もあり手放しで絶品と言えるほどでもない気はするものの、全体の品のバランスがとても良く、このホテルの朝食は本当におすすめである。洋食も豊富という自分の好みともばっちり合うのも嬉しい。

ベッセルホテルカンパーナ京都五条のまとめ


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今回も快適な宿泊だった。自分が何度も宿泊するホテルってほとんどないのだが、ここは何度でも泊まりたい良いホテルだと思う。
ハード面もそうだし、スタッフのつかず離れずの対応やきめ細やかなサービスも大変気に入っている。

五条通沿いの立地も最初は遠くて面倒くさいなと思っていたが、京都駅や清水五条駅、そして四条烏丸あたりから徒歩で歩けなくはない距離なので、それが逆に便利な気がしてきた。四条通のホテルだと、夜に京都駅脇の第一旭行っても歩いて戻れないし。
最近ではむしろ散策がてらに京都の路地裏を歩いてホテルに行くのが楽しかったりする。

他にも沢山京都はホテルがいっぱいあるけれど、自分としては当面ここが第一候補かなと思います。
あと最近お気に入りのベッセルホテルの中では断トツで朝食が美味しいといわれるベッセルホテルカンパーナすすきのにも一度行って見たいところです。

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エレベーターホールに掲示されていたテイクアウトの夕食案内。こういうサービスをさらっと提供できているのは良いよね。今回は利用しなかったけど、次回は試してみたいと思います。


ラベル:宿泊記 京都
posted by たま at 13:08 | Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南九州旅行記(3・終):指宿のたまて箱・指宿枕崎線(2020年12月)

午後は日本最南端の路線、指宿枕崎線に乗ります。

特急 指宿のたまて箱


鹿児島中央11:56発の特急 指宿のたまて箱3号に乗ります。

特急 指宿のたまて箱 | JR九州の列車たち 〜JR九州 観光列車【D&S列車】・新幹線〜

個性あふれる洗練されたルックスやユニークな仕掛けが満載のJR九州の新幹線や観光列車の紹介です。





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指宿のたまて箱は指宿への観光客向けの特急列車である。
といっても種車は朝乗った吉都線でも使われていた近郊型のキハ47なのに指宿までの小一時間で特急料金を取るし、白と黒が車体の半分ずつ塗られたいかにもJR九州っぽい塗装も気に入らなく、最初は乗るつもりはなかった。
だがWeb会議が入ってしまい最初乗ろうとした普通列車に乗れなくなってしまったのと、大人気で直前では指定券が取れないと聞いていたのだが、なぜか前日でも普通に取れたのでせっかくなので乗ってみようと思った次第である。

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車内は錦江湾の景色が望めるように海側にセットされており、観光客には人気が高い。
といっても、木を多用した内装はいかにも量産型水戸岡デザイン相変わらず代り映えがしない上に、山側席は単なるボックスで、ここにアサインされてしまうと退屈の極致らしいけども。

さて自分の指定された1号車に向かうと…。

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なんと元々はやとの風で使われていた予備車が充てられていた!
ホームページ上でも予備車が使われることがあると書かれていたのは知っていたが、まさか自分が当たるとは…。
この予備車は普通の2人掛けシートなので、座席数が多くだから指定席が前日でも取れたのかもしれない。

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とはいえ、単なる予備車ではなくちゃんと改装されているし、真ん中にはラウンジスペースもある。
ちゃんと窓枠のあった海側の席を取れたので、逆に乗り鉄には良かったのかも。

列車は平日にも関わらずほぼ満席だった。すごいな。

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鹿児島中央を出発してしばらくすると高台から桜島を臨める区間をゆっくりと通過する。あいにく午前よりも雲が出てしまったようだ。
そして錦江湾を一望できる区間を走ると喜入へ。遠くに石油備蓄基地が見える。中学入試とかでおなじみの場所を見れて満足。

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わずか1時間足らずの運転にも関わらず、アテンダントさんがいて車内販売もしている。
せっかくなのでプリンを頼んでみた。ごま味が濃厚で美味しかった。

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指宿駅到着直前、指宿市役所脇を通ると黄色い旗を振った一団がいた。
これは市役所の人たちが昼休み中にこの列車を出迎えてくれているそうだ。
ハード面だけでなくてこういうソフト面で地元の人から出迎えてくれると嬉しくなる。

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列車は12:48、指宿へ到着。扉上から煙が出ているがこれ玉手箱演出なのだろうか?年を取ることはなかったけど。
しかし平日だというのにすごい人だな。

指宿のたまて箱、最初はたいして期待してなかったけどなかなか楽しい列車だった。
ハード面は相変わらずの水戸岡デザインだったが、アテンダントサービスなどのソフト面がしっかりしてたのが好印象。こういうのハードだけじゃダメだからね。
1時間と短いし、手軽に観光列車の旅を楽しむならちょうど良い列車なのではないかな。長すぎると普通の客は飽きるだろうし。
次回指宿に来る機会があれば今度こそ普通の展望シートに乗ってみたいが、自分が見た限りこのコロナ禍でも絶好調に見えたものの、次回ダイヤ改正では臨時列車に格下げになってしまうらしい。どの程度運行されるのかわからないが、単に収支だけ見てアテンダントサービスを減らすとか、いかにもJRらしいことはしないでほしい。

指宿駅前の足湯でWeb会議


今回、なぜ月曜日に休みとって来たかというと、土日まるまる家を空けづらいなと思ったのもあるが、指宿枕崎線の工事日を狙ってきたというのが大きい。

指宿枕崎線の線路修繕工事に伴う列車の運休等について
https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/kouji/__icsFiles/afieldfile/2020/09/08/200908_ibumaku_kakudaimaai.pdf
山川〜枕崎間において線路の修繕工事を実施することに伴い、以下のとおり一部の列車を運休、また臨時列車の運行を致します。
工事期間中はご迷惑をおかけしますが、ご理解賜りますようお願い致します。

(略)

2.工事実施日の運休区間について(抜粋)
A 12:02 → 14:41 指宿〜枕崎

3. 工事実施日の臨時列車について(抜粋)
【指宿発〜枕崎行】
指宿 14:24 → 枕崎(着) 15:46

線路修繕工事によって日中の列車が運休となるのだが、午後の枕崎行列車は約1時間遅れで臨時運行されるので、この合間を使えば指宿で砂風呂に行けるのではないか?と思って予定を組んだのである。
ところが…

臨時休館のお知らせ 
http://ibusukisaraku.sblo.jp/article/188188359.html
砂むし会館「砂楽」では温泉を安全・清潔に保つため、設備のメンテナンスを予定しております。
2020年12月7日(月)から10日(木)まで 臨 時 休 館 となります。

……_| ̄|○
なんと自分が行った日に限って砂むし会館が休館だと…12月上旬が毎年メンテナンスだとは飛行機予約してから知ったので、完全にリサーチ不足だったなぁ。
いろいろ調べてみると休暇村指宿なら何とか行けなくはないことがわかったが、バスに乗らねばならずちょっとでも砂風呂待ちになると入れず何のために行ったかわからなくなる。
そのうち午後一もWeb会議が入ってしまったので今回は諦めることにした。残念…。

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そんなわけでWeb会議できる場所でもないかと思っていたのだが、指宿駅前はよくある観光地駅と同様駅前は古き良き店しかなく、ファミレスなどは市街地から離れた道路沿いにしかないようだ。さて困ったなと思ったらすごい場所を見つけた!

指宿駅前足湯|観光スポット|鹿児島県観光サイト/かごしまの旅

鹿児島県内の観光スポットを幅広く網羅!目的やエリアに合わせて探せます。




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駅前ロータリーにある足湯なのであるが…

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なんとテーブルがあった!何のためにテーブルがあるのか正直意味が分からないが、パソコン開いて足湯につかりながらWeb会議ができる!
しかも駅前ロータリーは指宿市のフリーWi-Fiが飛んでいるのでネットまで使い放題!こりゃすごいわ。
田舎の駅前あるあるなのだがジングルベルなどのクリスマスソングが流れていてWeb会議で発言しづらかったが、それを吹き飛ばす便利さで大満足であった。あと電源があれば完璧なんだけど(笑)
まあこれも一種のワーケーションだな。

JR日本最南端の駅へ


Web会議を終え、指宿14:24発の枕崎行に乗車する。

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先ほどの指宿のたまて箱と同じキハ47の2両編成だが、自分としては普段着の雰囲気のこちらのほうが好きだな。

列車はゆるゆると走るが、線路修繕工事を行った区間とは思えないほど保線状態が悪い!上下左右に揺れまくるし、速度も全然出ない。
JRとして存続させるならもうちょっと資金投入すべきなんじゃないかな…。

さて、この区間の一番の見どころと言えば…

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西大山駅である。日本最南端の駅はゆいレールの赤嶺駅に譲ることとなったが、長らく日本最南端の駅として知られ、自分としても一度は訪れたかった駅である。
この区間を日中は知る定期列車写真撮影ができるようにここで2分ほど停車するのだが、嬉しいことにこの臨時列車も2分停車してくれる。

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遠くに開聞岳を望む(JR)日本最南端の碑の景色。自分の目で見ることができて満足です。

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西大山駅はこの写真だけ見ると何もない田畑の中にぽつんと位置する駅のように見えるのだが、実際は駅前はかなり開けていて、列車を使わない観光客も集まる場所になっている。
それだけならまだ良いのだが、興ざめなのは駅の反対側に林を切り開いてメガソーラーが作られている点。最近列車に乗っててもメガソーラーがかなり幅を利かせているのが目につくのだが、はっきり言って自然環境破壊にしかならないから何とか考えてほしいものだ。

枕崎駅へ


指宿枕崎線の列車はのんびりと西へ進む。

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端正な姿の開聞岳を横に過ぎ、遠くに太平洋の大海原が見えてくると、もうすぐ終点の枕崎である。

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枕崎駅といえば、自分の世代では宮脇俊三氏の「最長片道切符の旅」の終着駅として印象が深く、ここも一度訪れたい場所であった。
といっても枕崎駅は2006年に旧駅舎から手前に移転し、当時の駅ではなくなっているのだが、地元の寄付により駅舎も復活し、終着駅の風情はたっぷり。
遠くまで来たなぁと感慨深くなる。来て良かったです。

空港バスで一気に鹿児島空港へ


先ほど乗った列車はわずか7分後の15:53に折り返し、何人かいた乗り鉄っぽい人たちはそれに乗って帰るようであったが、自分は駅前のこちらへ…。

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鹿児島交通枕崎販売所である。
ここから鹿児島空港までリムジンバスが走っている。料金は2300円もするのだが、なんと地域共通クーポンが使えるということで乗車券を買いに来た。

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バス車内では地域共通クーポンが使えず、販売所のみということで営業時間が気になるところであったが無事に開いていた。
ネット上で営業時間がわからなかったので記録にパチリ。「10:00〜13:30、15:00〜18:30」ということです。

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枕崎16:00発の鹿児島空港行リムジンバスは、旧駅舎のあったあたりのロータリーから出発する。

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途中加世田バスターミナルを経由。ここは1984年まで鹿児島交通の駅だった場所だ。乗れなかったのは残念だが、今もバスターミナルとして使われ、記念館も併設されているそうだ。今日は素通りだが、一度来てみたいところだ。

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夕暮れの遅い鹿児島も17時を過ぎるとさすがに日が暮れてきた。
高速道路に乗り、桜島を右手に臨む。しかし、リムジンバスだとたった1時間15分ほどで鹿児島市内か…これでは指宿枕崎線など全く太刀打ちできませんな。

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結局リムジンバスは自分意外に誰も乗ってこず、貸し切り状態で定刻17:45に鹿児島空港へ。
ついさっきまで枕崎駅で感慨に浸ってたのに、あっという間に現実世界に戻ってきた。

JL654便で帰京


帰りは鹿児島18:40発のJL654便である。

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月曜夜の便ということもあって結構混んでて、非常口席だったので隣の席にも人が来た。こうなるとB737は息苦しいし、出発も遅れ気味になってしまいあまりよくないね。しかも羽田は必ず端っこのゲートだし。
次回はワイドボディ機に乗りたいところだが、これで2020年のヒコーキ利用はおしまいである。

南九州旅行のまとめ


久々に単なる乗り鉄旅行をしたが、Web会議を2件こなしたほか(泣)そこそこ観光らしきこともしたつもりである。
自分としては念願の西大山駅や枕崎駅を訪れたことができたので満足であった。今や、沖縄はもとより台北や上海に夕方いてその日のうちに帰ってきたことのある自分であるが、特に、夕方枕崎にいて、その日のうちに東京に帰った時の「ああ、遠くまで行ってきたな」という思いを久々に味わうことができたのは、楽しかった。
今年はコロナ影響で全く海外に出ることはなかったけど、かつて楽しんでいた鉄道の旅にまた舞い戻ることができたのは、それはそれで良かったのかもしれない。

なので、GoToトラベルがあるうちにまた乗り鉄の旅へ行きたいところですが、次はいつかな…。
正月休みに行こうと思って仕込んでたのだが、GoTo停止の憂き目に合ってキャンセルしてしまったし…(泣)

ラベル:JAL
posted by たま at 10:27 | Comment(0) | 南九州旅行 2020.12.06-07 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする