たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

JTA創立50周年記念ウルトラ先得で行く宮古島日帰り旅行(3):ぐるっと宮古島ドライブ

宮古島の隠れた名物と言えば、交差点を監視する宮古島まもる君であろう。

話には聞いていたが…

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改めて実物を見ると、いやはや実にシュールだな…。

さて伊良部大橋を渡って宮古島に戻り、残り時間でぐるっとドライブすることにしよう。 平良市内を北上し、次の目的地、砂山ビーチへ向かう。

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駐車場を降り、緑豊かな樹々の中を登っていく。亜熱帯の蝶が飛び交い、南国気分満点だが、砂地なのでちょっと歩きづらい。

速足で5分ほど登っていくと…。

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白い砂浜が印象的なビーチが見えてきた!直前まで見えないだけあって、より絶景さが際立ってるように見えるね。

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岩の洞窟が印象的なビーチにやってきた。 有名な観光地なだけあって人もちらほら。中には早くも水着で海に入っている人も。

今日はこの時期にしては比較的涼しく最高気温は25度ほどであるが、もう宮古島はオンシーズンである。

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それにしても、この透き通った水と白い砂の色合いの絶妙なこと! 何も海に入る用意はしてなかったが、思わず靴を脱いで水に入ってみてしまった(苦笑)

ちょっと冷たい水、そして柔らかい砂がまた気持ちいい! 慌ただしい弾丸旅の悲しさで、楽しめたのはわずかな時間ではあったが、宮古島の海を堪能することができ、満足である。

レンタカーに戻り、月並みではあるが、宮古そばの昼食を食べようと思う。

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ガイドブックを見て、豆腐が美味しそうだった「島とうふ・春おばぁ」という店に入ってみた。 小綺麗な店で、座敷の店内は13時過ぎとピークを過ぎていたこともあってのんびりムード。

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ゆし豆腐で覆われた「ゆし豆腐そば」(700円)を注文。コクがありながら口あたりが柔らかい豆腐と、あっさりしたスープ出汁がうまく絡まって、沖縄本島のそばとはまた違ったすっきりした味わいが気に入った。

のだが、ふと会社のメールを見ると「資料を寄こせ」という指示が(泣) 仕方がないので食後、こんなところでパソコンを開いて15分ばかり仕事する(悲)ここで時間を大きくロスしてしまった…。

急いで次の目的地へ向かうも、宮古の道は沖縄や奄美と同じく、のんびりと走る車が多くてイライラ…。

次の目的地は宮古島最東端の東平安名崎。15キロ近くあるのででヤキモキするが、ほどなく車もいなくなり、快適なドライブになる。

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岬の入口から先端まで2キロほど、一本道が続く。 なかなかこの最果て感が素晴らしい。平坦な広い島という印象の宮古島でこういう飄々とした景色が味わえるとは思わなかった。

駐車場や出店が集まる広場で車を降り、遊歩道を灯台に向けて歩く。 最果て感はあるものの、植物が豊かに生い茂っているのでそこまで荒涼とした感じではない。

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10分弱歩くと、宮古島の最東端、高さ24.5mの東平安名埼灯台である。 もちろん200円の入場料を払って登るが、もちろんエレベーターなどはなかったのでちょっと汗ばむ(汗)

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灯台からは、360度遮るもののない絶景が広がっていた。 眼下には岬を洗う荒々しく、しかし透き通るような海が広がる。ここは太平洋と東シナ海の境界線とのことで、東側に遠く水平線まで広がる太平洋の景色を堪能する。

そして反対側にはここまで通ってきた2キロにも及ぶ岬、そして平坦に広がる優しい感じの宮古島を一望。 ここは他の観光地よりも遠いので、行こうかどうか迷ったのが、来て良かったと思う。

さて時刻は14時半。レンタカーを返すまであと1時間ちょっとなのだが、行きたいところはあと2つある(泣) 間に合うかな…。

ビーチ沿いの道を西へ。ところどころダンプカーが邪魔をするが、全体的に交通量が少なく、快適なドライブで20分ちょっとで次の目的地、うえのドイツ文化村に着いた。

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宮古島とドイツは、明治時代にドイツの難破船を救助したことに縁を持ち、このドイツ文化村はそのゆかりの地に建っている。 ライン川の古城、マルクスブルク城を模した博愛記念館があり、おそらく日本国内では一番ドイツらしさを感じられる場所ではないかと思う。ドイツ好きとしては、行かないわけにはいかない(苦笑)

ただ、正直宮古島のこの亜熱帯の気候とドイツは全く合わないのよね…なので、行きたいところリストとしては下地島空港に次いで2番目だったのだが、こんな最後の慌ただしい時間に来ることになってしまった。

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平日ということで、個人観光客が何組かいるくらいで、日本中どこにでもある閑散としたテーマパークといった感じであったが、目の前にそびえる博愛記念館の出来栄えは素晴らしく、せっかくなので少し入ってみることにした。

が、入場料が750円と高い上に、1階の受付嬢にここの見どころを3分ほどレクチャーしてもらい(させられ?)ただでさえ時間がないのにさらに時間がなくなってきた…。

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まず8階の展望台に登る。リゾート地として開発された周囲を一望できるほか、休館中のパレス館も見れる。パレス館はマイナウ島の宮殿を模しているそうで、マイナウ島で結婚式を挙げた自分としては興味深いのだが、休館中ということでちょっと残念だ。

もっとも、ついさっき東平安名埼灯台からの全景を見てしまうと、窓も開かない展望台からの景色はちと物足りない。 ということで、下の展示室を巡る。

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中の展示施設はドイツに10回以上行ったことのある自分としては知ったことがある内容ばかりではあるが、上野村とドイツの関係図表、ライン川の模型と元となったマルクスブルク城の場所、そして2000年の沖縄サミットのときにシュレーダー首相が来た時の様子の写真など、興味深い展示もあった。

ライン川を列車で通ったことは何度もあるが、マルクスブルク城をちゃんと見た記憶がなく、これは今度ちゃんと現物を見ないといけないね…(謎)

2000年の時の写真は今日の閑散とした感じからは想像がつかない様子で、さぞかし宮古島は賑わったのだろう。 ということで、受付嬢にゆっくりとご覧くださいと言われながら10分もしないで出てきてしまったが、うーん、ドイツ好きな自分はまあ良かったけど、宮古島に来ただけの観光客はこれで750円は高いだろうなぁ…。 経営危機を乗り越え、今はそこまでひどい状態ではないようだが、今後がちょっと心配になる。

うえのドイツ文化村を駆け足で見たので、最後の1か所が何とか行けそうである。 再びレンタカーを西へ走らせる。

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宮古島で最も広く長いビーチ、那覇前浜ビーチである。 来間島と来間大橋を望み、砂山ビーチとかとは打って変わって遠浅の静かな海が広がる。 なかでも、白い砂とエメラルドグリーンのコラボレーション、そして沖に向かってエメラルドグリーンが徐々に青くなっていく様はとても美しい。 豪快に海遊びするには物足りなさそうだが、海を見ながらのんびりするにはちょうど良さそうだ。

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ここでも思わず水の中に(汚い足にて失礼…)。水をぴちゃぴちゃとさせても、砂が舞って水が濁ることが全くない。本当に綺麗だった。

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今日はずっと曇り空で、特に写真ではなかなかその美しさを切り取れなかったのだが、最後の最後でちょっと日差しが差し込み、鮮やかなビーチの姿を一瞬であるが見ることができた。 まあ、雨の多いこの季節に全く降られることなく、そしてカンカン照りということもなく散策できたのはラッキーだったと言えよう。

もっと宮古島を堪能したかったのだが、残念ながらタイムアップ! 急いでレンタカーを返却に向かうとしよう。