たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

ホテルJALシティ青森に宿泊 / 2024.02 札幌・青森出張(3)

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の続き。青森での仕事を終え、1泊して帰ります。

青森で宿泊したのはホテルJALシティ青森である。

ホテルJALシティ青森

今回も札幌同様、朝ごはんの充実度合いで選んだ(苦笑)なお、青森にもドーミーインはあるのだが会社のサイトからは出てこなかった。ドーミーイン、出張旅費ではもはや基本泊まれないからなぁ。

外観・ロビー

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(写真は翌朝撮影)

ホテルJALシティ青森は青森駅から徒歩5分ちょっと歩いたところにある。市内の中心部でアスパムの近くだが、このあたりはちょっと寂れていて人通りは少なかった。ご多分に漏れず空洞化が進んでいるっぽい。

JALのホテルらしく豪華な雰囲気のフロントでチェックイン。青森でもインバウンドはいた。どうやら十和田湖奥入瀬が目的地らしく、翌朝青森駅で見かけたJRバスはインバウンドの人たちが沢山待っていた。

デラックスシングルルーム

夜遅いチェックインだったからか、8階のデラックスルームがアサインされた。

ホテルのサイトによれば部屋の広さは16.7平方メートル。幅140cmの広々としたシモンズ製ベッドが置かれ、寝心地は良かった。

部屋の設えは良くも悪くも90年代のビジネスホテルという感じで、今となってはちょっと古臭さを感じるが、元がしっかりしているのは良いかな。

机や鏡もやや古臭さを感じるし、机は十分広かったものの椅子は背もたれがないのはビジネスホテルというよりはシティホテルという位置づけなんだろう。まあ、今日は夜遅いのでもう仕事はしません(苦笑)

バストイレは広かったがまあここは古さを隠せなかったかな。今回は結局大浴場に縁のない出張でありました。

部屋からの眺め。海が見えるのは良かった。

レストラン ラ・セーラでの朝食

翌朝。

今日は曇りがちであるが天気は悪くはない。青森の冬らしい(失礼!)寒々とした景色だ。

朝食は1階のレストラン ラ・セーラへ。

お洒落な感じのレストランだけど、店名の「La Sera(ラ・セーラ)」はねぶた祭り「らっせーらっ」に因んでるんだろうね。

このレストラン、楽天トラベルの朝ごはんフェスティバルで3年連続青森県1位なんだそうだ。そんなフェスティバルがあることも、青森県で1番なのがそんなにすごいのかもよくわかんないが、ちょっと期待。

自分のような出張客が半分、観光客が半分と言った感じだったが、平日だったからか満席になる感じではなかった。1人客向けのカウンターがあるのはカジュアルで良いね。

種類は非常に多く、目移りする。青森と言えば和食のイメージが強いが、地元の食材を使った洋食も豊富に揃っており、なるほどこれは青森県1位だけあるな。

なかでも目を引いたのが「あおもり海鮮盛」。ホタテの貝殻の上に海の幸がてんこ盛りになっており、そのまま食べるも良し、ご飯の上に載せて海鮮丼にするも良し。何よりとても見た目が良い。これはアイデア勝ちだわ。

和洋ごちゃまぜによそって朝から沢山食べました~。

と思ったら青森名物の朝ラーメンまで…さすがにおなかいっぱいです。

さらにはデザートも青森と言えばのりんごを中心にこんなにたくさん。大満足の朝食でした。

ホテルJALシティ青森のまとめ

とにかく朝食が美味しくて満足のいく滞在でした。ただ青森駅前は朝ラーやのっけ丼など、いろんなものを食べさせてくれる店が沢山あるので、観光できた場合はそっちを選ぶべきか迷うところで、もし朝食を食べないのだとしたら、他にもホテルは沢山あるので、ここをベストチョイスとするかは迷うところだ。今回みたいに出張で朝食をホテルで食べるのならばここはベストチョイスかな。ドーミーインとかにも勝てるレベルだと思う。

あと気になったのはどことなく感じる古臭さ。JALのホテルは90年代に学生時代を過ごした自分にとっては個人的に憧れのホテルであり思い入れがあるのだけど、どこもみんな90年代の雰囲気そのままなのよね。最近のビジネスホテルのレベルアップに対して、なかなか追いつけてないのが気になるところだ。

いつの間にか立派になっていた青森駅を見て、帰りは東北新幹線…なわけもなく飛行機で帰りました。

青森からだとセイバー運賃は新幹線の普通席とそう変わらない値段で買えるし、新青森までの移動や、便によっては盛岡まで各駅だったりすると飛行機の方が速い場合も十分あるのだが、東北地方は基本新幹線が強いのよね。

そんなわけで久々の宿泊出張も終わり。お疲れ様でした。

 

空からの眺めが素晴らしい!JL2803便で遊覧飛行 / 2024.02 札幌・青森出張(2)

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の続き。

今回の出張は札幌だけでなく青森にも行くことになっている。複数個所出向く出張はものすごく久しぶりだ。

札幌から青森まで鉄道だと6時間近くかかってしまうので、飛行機で移動する。羽田を起点としない国内線に乗るのも久しぶりでちょっと楽しみ。

新千歳発、青森行JL2803便に搭乗

ホテルをチェックアウトして、札幌からJRで新千歳空港へ。

新千歳空港サクララウンジを利用するのは前回出張時以来2年半ぶり。満席ではなかったが結構混んでいた。まあ、この中で青森に行く人などほとんどいなさそうだけど。

ラウンジの窓が東向きなので午前中は日差しが入ってきて暖かいけど眩しい。

新千歳10:30発青森行JL2803便は、15番ゲートから出発。機材はエンブラエルE170・JA212J号機である。鉄道で考えたら青森は上りなのだが、航空路線的には新千歳からの支線扱いなのか、便名が下り線を意味する奇数だった。地方ローカル線だが、JALが1日3便、ANAが2便飛ばしており、それなりに本数はある。

エンブラエルE170は2013年に南紀白浜に行ったときに乗って以来なのだが、もう11年前か…。

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普段なら前方席に座るのだが、今日は幸い天候も良さそうなので景色が楽しめるんじゃないかと思い後方窓側に座る。搭乗率は半分くらいで自分の席周辺は誰もいなかった。地方ローカル線らしく用務客ばかりで普段着路線という感じだったが、それでもインバウンド客はいて、小型機なので本来機内持ち込みできないはずのキャリーバッグを持ち込んで難儀していた(定員100名以下の飛行機はキャリーバッグは事実上持ち込めない)。

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保安検査場で搭乗券見せてるんだから弾けばよいのに。

空から道南の景色を愉しむ

JL2803便は定刻よりも若干早い10:28にプッシュバック。このE170運航便はなぜかFlightradet24では表示されないので、今回のルートをたどることができないのがちょっと残念だが、まあたまには昔ながらの地図を見ながら今の場所をたどるのも良い経験だ。

10:40に新千歳空港を北側に離陸。上空でUターンし、南西方向に向かう。なので右窓からは道南の景色が一望できるはず。

まず見えたのが千歳市街。そして遠くには羊蹄山が見えてきた。おおっ、想像以上にこのフライトの景色は楽しそうだ。

続いて見えてきたのが支笏湖。こう見ると大きいな。背後の羊蹄山はずっと我々を見守ってるかのようにそびえたつ。

倶多楽湖はほんとカルデラ湖のお手本のように真ん丸だ。まだ行ったことないので一度近くで見てみたいものだ。

遠くには中島を抱えた洞爺湖が見えてくる。洞爺湖に前行ったのは2017年だからもう7年前か。本当最近月日の経つのが速すぎる。

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眼下には室蘭の街並み、そして白鳥大橋も見えてきた。こう見ると室蘭は天然の良港だということがよくわかる。そして地球岬行ったのは…えっと、2004年だったからもう20年前か…。

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ここからは内浦湾を直行するので道南地方の陸地からは少し離れるが、すぐに渡島半島に近づく。

ちょうど森町の沖合くらいか。平野となっている場所は恐らく八雲、その奥が長万部だと思われる。鉄道だと内浦湾をぐるっと迂回するので、これじゃ全く歯が立たないわなぁ。

この後道南地方のハイライト、駒ケ岳そして函館山が見えるのだが、JL2803便はちょうど大沼公園のあたりを横切る形で飛ぶのでこれらは反対側の左窓から見れるようだ。ちょっと残念。

再び海沿いの街が見えてくる。これは木古内だな。もう北海道ともお別れの時間だ。ここまで離陸からたった20分ほど。やっぱり飛行機は速い。

白神岬を抜けて津軽海峡へ。さらば北海道。

青森市街を見渡しながら青森空港

別れを惜しむ間もなく、龍飛岬、そして津軽半島が見えてくる。こう空から見ると北海道と本州は本当に近いけれど、この海底下に青函トンネルが走っているというのもまたすごいことだな、と改めて思う。

津軽線北海道新幹線から見る津軽半島の平野部を横目に見ると、いよいよ青森空港へのファイナルアプローチだ。

青森の市街地が近づいてきた。真ん中には三角の建物が特徴的なアスパム八甲田丸が見えてくる。

青森駅のあたりで合浦公園をぐるっと回るように右旋回する。こう見ると青森の市内は結構栄えているのね。そして青森駅が西の端っこに位置するのもよくわかる。

東北新幹線の高架を眺めながら青森空港へ。青森空港青森駅からバスで40分ほどの距離なのでそんなに市内から離れているわけではないが、東京へは新幹線の方が優勢みたいだ。

定刻よりも早く11:11に青森空港へ着陸、11:14にスポットイン。あっという間の30分超のフライトでした。

青森らしく天井にねぶたが飾られた到着ロビーへ。青森空港はリニューアルされてとても綺麗だった。しかし、青森に来るのはいつぶりだろう。北海道への乗り継ぎなどで青森駅は何度も通ったけど、降りたのは久しく記憶になく、下手すると1997年、南部縦貫鉄道の廃止時に青森で1泊して以来かもしれない。そんなに訪れてなかったのか…。

JL2803便・楽しい遊覧飛行のまとめ

いやはや、まさに遊覧飛行という名がぴったりの楽しいフライトでした。いつも国内線の飛行機は羽田発着の路線ばかりしか乗らないのだけど、たまにはこんな地域密着の路線に乗るのも楽しいね。ただこれらの区間は早期割引で買わない限りはかなり高いので、なかなか出張とかでない限り乗るのは難しかったりするのだが、またこんな出張の用でも入らないかな。

空港連絡バスの出発まで少し時間があったので展望デッキへ。青森空港はまだ雪があったのだが、この日の青森市内はほとんど雪がなかった。今年はやっぱりなんかおかしいな。

さて、午後は仕事です。

 

ANAホリデイ・イン札幌すすきのに宿泊 / 2024.02 札幌・青森出張(1)

珍しく札幌へ出張へ行く用ができた。札幌へ仕事で行くのは2021年8月以来2年半ぶりで久々だ。しかも今回は現地で2泊する。

となると食事の美味しいホテルに泊まるたいものだ。2021年の出張ではコロナ禍で宿泊客が少なかったこともあり、ベッセルホテルカンパーナすすきのを筆頭に、ベッセルイン札幌中島公園、ドーミーインPREMIUN札幌に安く泊まることができ、海鮮丼を筆頭に美味しい朝食を食べてきた。

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のだが、コロナ禍後の宿泊料金高騰でこれらのホテルは会社規定金額を超えたのか、サイトで調べても出てこなかった…無念。

なので、我ながら何という選定基準なのかと思ってしまったが、出てきた候補の中から海鮮丼が食べれそうなホテルとして今回はANAホリデイ・イン札幌すすきのに宿泊することにした(苦笑)

ANAホリデイ・イン札幌すすきの

外観・ロビー

ANAホリディイン札幌すすきのはすすきの交差点に面するニッカビルの裏手にある。もともと1975年に建てられた老舗のホテルを2014年にリブランドしたそうだ。

表通りはロードヒーティングで除雪されていたが、一歩裏通りに入ると車道も歩道も雪が深く積もっていた。歩きづらいがこれぞ札幌と嬉しくなる。

ホリディインらしいシンプルなロビーでチェックイン。ホリディインなのでインバウンドの方が多いかと思ったのだがここは見た感じ自分と同じ出張者の方が多かった。

スタンダード・ダブルルーム

今回は4階のダブルルームに2泊した。

部屋の広さは18平方メートルと結構広く、1人宿泊には十分な広さ。ありがたかったのはクローゼットの広さ。冬場は着るものが多いので重宝した。

ベッドサイズは160cmと広々。躯体自体は古さを感じさせるところもあるが、家具や調度品は最新のものが整えられており非常に快適だった。枕元にもちゃんとコンセントがついているのが現代風で便利。

机は大きく仕事もしやすかった。テレビはさすがにYouTubeは見れなかったけど、大きくて十分。

バストイレはユニットバスでここだけは古さを隠せなかったが、まあこればっかりはしょうがない。お湯の出は良かったので仕事の疲れをゆったり癒すことができた。

オールデイ・ダイニング・Veldeの朝食

さて今回吟味に吟味を重ねた?朝食である。朝食は2階のオールデイダイニングVelde(ヴェルデ)で朝6時半から食べられる。

ポップなカラーの座席が印象的である。満室ではなかったからなのか混むこともなくゆったりと食事をとることができた。

ここの特徴はライブキッチンコーナーだったらしいのだが今は休止中。その代わりに玉子料理などが並び品数は豊富。

スープカレーやザンギ、じゃかバターなど北海道のグルメが並ぶ。品数は一度には全部食べ切れないくらい豊富だった。

そして海鮮コーナー。セルフで海鮮丼も作ることができる。まあスーパーで売ってそうな食材が並んでいるだけだったけど、海鮮丼を食べられるホテルはなかなかこのランクのホテルでは少なく、貴重な存在でありがたい限りだ。

そんなわけで2日間の朝食。かなりメニューが入れ替わっていたので連泊者にも嬉しく、ここは非常に評価できる。2日目ではベッセルホテルやドーミーインでも見たことがなかったラーメンまで食べることができた。朝だけで札幌グルメほぼ制覇である。

ただ逆にスープカレーとかは2日目には出ておらず、1泊だけだと食べられない味覚が出てきそうだ。ここはなかなか難しいね。

ANAホリデイ・イン札幌すすきののまとめ

このホテル、古さを感じさせないインテリアなどホリデイインらしくレベルが高いうえに、平日だったからかすすきののど真ん中という交通至便な場所なのに1泊7500円くらいで宿泊でき、非常にコストパフォーマンスが高かった。まあ札幌のホテルはどこもレベルが高いので、泊まれるならベッセルホテルやドーミーインに泊まりたいけど、予算の関係で難しければここは非常に有力な宿泊候補になりそうだ。

あと出張だと懇親会の開催場所がだいたいすすきの界隈なので、その点でもすぐに戻れるのがありがたかったかな。

しかし、大通公園や時計台も徒歩圏内なので、懇親会後に散策しながら帰ったけど、札幌の街を歩く観光客は見事にインバウンドばかりだった。日本人は地元の人と出張者しか見かけなかった気がする。日本はこれから一体どうなっちゃうんだろう…。

 

NH218便・ANAビジネスクラスでミュンヘンから帰国、そしてエクストリーム出社 / 2024.02 ドイツ1泊4日弾丸旅行(8・終)

ドイツからの帰りはミュンヘン10:15発NH218便である。

コロナ前は現地夜発だったANAミュンヘン線であるが、現在は現地午前発になっている。なので翌朝エクストリーム出社が可能になったわけであるが、いかんせんミュンヘン10:15発だと朝現地では空港へ移動するだけになってしまうので、ちょっと勿体ない気がするな…。

ミュンヘン空港ルフトハンザ航空セネターラウンジ

ET420型を追っかけた後、S8でFlughafen Münchenにちょうど2時間前の8:15到着。ミュンヘン空港は21年前にSバーンで来たことはあり、また14年前にブダペストへの乗り継ぎで使ったが、ドイツからの出国で利用するのは初めてだ。

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Sバーンの駅はターミナル1の地下にあるが、NH218便はターミナル2なので移動。ターミナル間は大屋根に覆われた広場で繋がっていて移動は便利。

ANAのカウンターで搭乗券だけ発券してもらい、保安検査場を通じてシェンゲン協定内の制限エリアへ、続いて出国審査を受ける。出国審査は多少並んでいたが10分ほどで通過。出国時は何も聞かれなかった。ここまで非常にスムーズな流れで、ミュンヘン空港なかなか使い勝手が良さそうだ。

ルフトハンザドイツ航空セネターラウンジへ向かうとしよう。

セネターラウンジはそれほど広くはなかったが、ルフトハンザらしいスタイリッシュなインテリア。NH218便のほか、2時間後にLH714便も飛んでいるので日本人の姿も多かったが、席には十分余裕があった。

食べ物はそれほどメニューは多くはなかったが、必要十分。これまで何故かルフトハンザのラウンジではソーセージに縁がなかったのだが、ここではニュルンベルガーソーセージがあった。これは嬉しい。

朝ごはんを食べてこなかったのでここでドイツ最後の食事をとる。ラウンジ入れるのは本当に便利だな。

NH218便のビジネスクラスに搭乗

H31番ゲートへ向かい、NH218便に搭乗。今日の機材はB787-9・JA928A号機。行きのNH203便と同じB787-9である。

帰りはありがたいことにビジネスクラスである。ANAビジネスクラス席に乗るのはインドネシアに行ったとき以来5年ぶり、ANAビジネススタッガード(ANA BUSINESS STAGGERED)に座るのは前回のドイツ以来6年ぶり3回目だ。

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座席は前回のドイツ帰りのNH210便と全く同じ7A。本当は違うところに座りたかったのだが予約した時点で窓側がここしか空いてなかった。なので細かな座席の紹介は6年前のブログを参照ください。

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CAさんの挨拶を受けてコートを預ける。ああ、ビジネスクラス席は人権を感じるわ(苦笑)

スタッガードに乗るのも3回目となると、最初の感動は遠のき、隣席の気配などがやけに気になったりはするけれど、まあそれは贅沢な話だ。

今日のNH218便のビジネスクラスはほぼ満席。みんなよく高い金払って乗るなぁ。特典航空券でしか乗れない自分としては羨ましい。

オレンジジュースのウェルカムドリンクを頂き、あとは離陸を待つばかり…と思ってたのだが、荷物積み込みに時間を要しているということで出発が遅れるようだ。普段であれば夕方に日本に戻ってそのまま家に帰るだけだったのだが、今回はこの後会社なのでちょっと心配になる。さらに明日、用ができて結局在宅勤務にできなかったので、一度家に帰れるかがちょっと怪しくなってきた。まあ、社員証とパソコン持ってきたのでそのまま出社はできるのだけど…。

結局プッシュバックを開始したのは25分ほど遅れた10:41であった。10:50にミュンヘン空港を離陸。

ドイツらしい平野が眼下に広がっていく。さよならドイツ。次に来るのはいつになるか…。

NH218便ビジネスクラス機内食(洋食)

NH218便は普段であればロシア上空を通過するので北上するのだが、今回はアジア大陸を横断するルートを通るので東へ向かう。このためヨーロッパの中では南東部に位置するミュンヘンから出発するNH218便はヨーロッパから日本へ向かう便としては飛行時間が一番短い。といっても12時間以上はかかるのだけど。

ウィーン付近で機内サービスが始まる。ウィーン、あるいはブダペストの街並みでも見れないかなと思ったのだが、ちょうどそのあたりだけ雲がかかっていて見れなかった。残念。

機内食は事前に洋食を指定してある。普段だと夜中のサービスで眠くて途中で寝てしまうのだが、今日はランチなので最後までゆっくり楽しめそうだ。

アミューズ

・フォアグラカナッペ
・ニソワーズサラダ

酒飲みでないのでいつも全く美味しいと思えなかったアミューズだが、今回はまあ普通に美味しかった。

■アペタイザー

・サーモンとキヌアのサラダ アボカドソース
・3種のブレッドをバターとオリーブオイルとともに

もうちょっと野菜が多いとなお良かったのだけど、サーモンはフレッシュで美味しかった。

■メインディッシュ

・ 牛フィレ肉のソテー カフェ・ド・パリのニョッキと野菜のソテー添え [404 kcal]

牛フィレ肉のソテーは絶妙な焼き加減と柔らかさで美味しかった。久々に美味しい機内食を食べた気がする。一方でニョッキは何の味もしなくて、量も多くてちょっとイマイチだったかなぁ。

あと、昔は大皿に載せて提供してくれたのだが、今は長距離線でも小さな皿になってしまったので、なんとなく高級感がなくなった気がするかな…。まあ、特典航空券で乗る人間に高級感だなんだってANAも言われたくはないだろうけど。

■デザート

・フルーツ

ここまで2時間弱。今回は無事コーヒーまでたどり着きました。ごちそうさまでした。

NH218便はちょうどトルコ上空を飛んでいた。このあたりはもちろん行ったことがない。まだまだ行ったことがないところばかり。残り人生でどこまで巡ることができるだろうか…。

ところで、ANAの3Dスカイマップ、これまで使いづらい2Dに戻せと毎度毎度書いていたのだが、「トータルルート」の縮尺を変えることによって、ある程度2Dと同じ感覚の画面を出すことができることを、隣に座っていたおっさんの画面を盗み見て初めて知った。おっさん、やるな(苦笑)

ドイツ時間では13時過ぎ、もちろん寝るには早い時間なのだが、日本時間では21時過ぎなので、明日に備えて座席をフラットにして寝ることにしましょうか…。

中央アジア上空で軽食

目が覚めると3時間ほど経った頃か。カザフスタンの上空を飛んでいるようだ。もうちょっと寝たかと思っていたのだが思ったよりも進んでない。ただ目覚めてしまったので、あまりおなかは空いてなかったがちょっと食事を注文。

一風堂 プラントベース ラーメン ~プラとん(Pla-Ton)~ 」である。ANAビジネスクラスで提供される一風堂のラーメンは毎度楽しみにしていたのだが、2022年12月より提供を開始した動物由来の食材を一切利用しないラーメンにリニューアルされた。

一風堂のプラントベースラーメンが機内食に新登場!|プレスリリース|ANAグループ企業情報

食べてみると、本当にトンコツ使ってないのってくらいな味わいが美味しかったけど、やっぱ2015年に一番最初に食べた一風堂の味わいには及ばないかな…まあ思い出補正もあるんだろうけど。

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アイスクリームとオレンジジュースも頂く。ごちそうさまでした。

さてここからもうひと眠りと思ったのだが、なかなか寝付けられない。ビジネスクラスのフラットシートだともっとぐっすり寝れた記憶があるのだが、年のせいなのか、午前出発便だからか、うとうとしただけだった。翌朝が辛いな…。

仕方がないので音楽を子守唄にして寝るか…と思ってリストを見てちょっと気になったこと。このエンヤのアルバム、本来であれば18曲入っているはずなのに7曲しか聞けないのである。昔はアルバム全部聞けた気がするのだが、ANA国際線の音楽はいつからこんなケチるようになったんだろう…?

到着前の朝食(洋食)

北京を過ぎたあたりで機内が明るくなった。あと2時間半ほどで日本である。行きよりも所要時間が短いこともあるが、やっぱりビジネスクラスだとあっという間だな…。

朝食はオーダーがくるまで悩みに悩んだのだが、洋食にした。

・メインディッシュ
 野菜とチェダーチーズのフリッタータ [335 kcal]
・ブレッド
 2種のブレッドをバターとともに
・フルーツ

うーん、まあ、想定通りの味で美味しかったけど、もうちょっとボリュームがあるとなお良かったかな…アラカルトで何か頼めば良かったかも。

朝の富士山を眺めながら羽田空港

さて、韓国上空から日本を縦断して太平洋へ。いよいよ羽田空港です。

と、ずっと真っ暗だったシェードを明るくさせてみると…

ああ、富士山ですよ…!

このルートだと左窓に富士山が見えるのね。日本人にとってこの光景は本当に嬉しかった。右窓は右窓で日の出が見えるのだけど眩しいので、現在の欧州線だったら座席は左側一択だな。

この日は北風が強くなかったからか、千葉県上空をぐるっと回ってB滑走路への着陸だった。千葉の見慣れた景色が見れたのは良かったけど、到着時間が気になるところ。

結局羽田空港第2ターミナル到着は定刻6:55よりも若干遅れた7:05だった。帰ってきちゃいました…。色々言いましたが、やっぱりビジネスクラスは快適でした。また乗りたい。

羽田空港第2ターミナル・シャワールームを利用

大急ぎで入国審査、税関検査を受ける。ちょうどシドニーからの到着便と重なり、税関で多少待たされるが、7:14に到着口に出ることができた。

若干時間があったので、羽田空港でシャワーを浴びて7:40発の高速バスで家帰って出社できるかも…と思って、地下1階のTIATシャワールームへ向かう。

tokyo-haneda.com

ここはANAの上級会員およびビジネスクラス利用者は無料でシャワーを浴びることができる。

が、なんとしたことか満室であった。2人待ちで30分は待つらしい。うーん、ANAの2タミ到着便なんかたかが知れてるのに何で満室なのか?と思うが、せっかくきたので自宅へ帰るのは諦めることにしてここでシャワーを浴びることにした。エクストリーム出社確定である…泣

部屋は結構広かった。シャワー室は質素な造りだったけど清潔で、汗を流すだけだったらこれで十分。旅の疲れを癒すことができた。

羽田空港第2ターミナル駅から東京モノレールに乗る。今日の目的地は新宿の先なので京急のほうが便利なのだが、この時間急行しか走っておらず遅いし、モノレールにしたほうがちょっとでも旅気分が味わえるかと思いモノレールにしたのだがこれが大正解。浜松町から乗り換えた山手線に田町で座れたが、品川から大混雑になっていたので、京急に乗ってたら大変なことになってたところだった。

しかし羽田空港から東京の西側へ行くのは不便だなぁ。東側の方が成田に行くにも羽田に行くにも絶対便利だと思うのに、なんでみんな西側に住むのだろう。

ドイツ1泊4日弾丸旅行記のまとめ

6年ぶりのドイツ、思いつくままに行って本当に良かった。特に4月18日からのANAビジネスクラス特典航空券のマイル数改訂後だと下手するとマイルが足らず行けなくなるところだったので、思いついたが吉日、というのは本当に大事だと思う。

www.ana.co.jp

マイルがすっからかんになってしまったのでしばらく行くことはないだろうけど、次行くときは今度こそ何日か休んでベルリンとかドレスデンとか旧東ドイツエリアに行きたいものだ。そうすると次はX年後?の退職祝いか…泣

(おわり)

 

懐かしさ満載!ミュンヘンで今も活躍するET420と再会 / 2024.02 ドイツ1泊4日弾丸旅行(7)

さて今回のドイツ旅のある意味メインである?ET420型である。

ET420型を追い求めてミュンヘン

西ドイツ国鉄420形電車 - Wikipedia

ET420型(BR420)の詳細は上記ウィキペディアにあるとおり、1969年に登場し、ミュンヘン、フランクフルト、シュトゥットガルトSバーンを中心として活躍して来た車両である。

当時のドイツにしては珍しい電車で、湘南電車を彷彿とさせる全面2枚窓、4ドア車両と日本を走る近郊型電車っぽさを感じるこのET420型、1999年、最初にドイツに来てフランクフルト空港駅で遭遇していらい一目で気に入り、とても思い入れのある車両である。

しかし老朽化で後継のET423型やET430型に置き換えられ、前回2018年に乗りに行ったデュッセルドルフからも撤退したはずでもはや風前の灯火なはずだったのだが、2024年現在もケルンとミュンヘンで後期型が活躍している。特に2004年に一度完全に撤退したはずのミュンヘンで今なお活躍しているのは貴重で、今回ぜひ見て乗りたいと思っていた。

ただミュンヘンSバーンは放射状に路線が伸びているので、中心部にすべての系統が集まるのでミュンヘン中央駅で待ってれば良い一方、運用数が少ないと戻ってくるまでだいぶ時間をロスするという可能性がある。ところが、なんとET420 OnlineというサイトでミュンヘンのET420型運用が時刻表にまとまっていた

ET420 Online :: Titelseite

こちらを参考に、ミュンヘンの観光をしつつ、合間に乗りに行く計画を立てた。

Hauptbahnhofで6年ぶりにET420型に遭遇

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ということでアウグスブルクからミュンヘンへ移動後、外にも出ずにまっすぐ地下のSバーンホームへ…。

さて、ET420型を待ち構えることにしよう。

が…

が、ET420 Onlineに載っていた運用なのにやってきたのはET423型。うーむ。

この時間、ET420 Onlineによると5~6本はやってくることになっていたのだが、全然来ない。うーん今日は日曜だし走ってないのか…?と思ったその時。

ET420型がやってきましたよ!ET420型に遭遇するのは2018年以来6年ぶり、ミュンヘンでET420型を見たのは2001年以来なので23年ぶり!また見れるなんて夢みたいだ。

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しばらく見た感じ、この日は少なくとも2本が運用に入っていた。ET420 Onlineの時刻表は運用に入る可能性のあるだけなのかもしれない。2本とはいえ入っているだけでもありがたい話だ。

ET420型を追いかけて行ったり来たり

ということで運用もだいたいわかったので、ET420型が郊外を往復するまでの間にミュンヘン観光をして、あとは全系統が集まる地下区間を中心に1日乗車券を買ってひたすら行ったり来たりしました笑

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Laim

西側のLaimから乗り鉄。あの特徴的な釣り掛けモーター音をまた聞けるのは嬉しい限り。

現在活躍しているET420型はプラグドアが使われている後期型で、室内はリニューアルされ、車内外の案内はLED化されるなど、後継のET423型と比較してもそん色ないレベルには仕上がっている。ただ相変わらず冷房はないので、今の季節は何ら問題はないが夏は暑そうだ。

Ostbahnhof

東の拠点Ostbahnhofはホームも多いので形式写真が撮りやすい。またS3とS7はここで向きが変わるので、1つの列車で到着、出発を同じ場所で捕まえることができるのもありがたい。

Pasing

夜はOstbahnhofから西の拠点、Pasingまで乗り鉄。地下区間はスピードがそんなに出ないが、さすがにこのあたりまで来ると結構スピードを出してくれる。このまま終点まで行きたかったくらいだが、さすがに夜郊外まで行くともどってくるの大変なので自重。

平日朝ラッシュのET420型の活躍

翌12日は日本では祝日であるがドイツでは平日。昨日と違って、朝ラッシュ時は結構ET420型が運用に入っていた。本来の通勤輸送に使われるET420型、格好良かったな。

Karlplatz

Marienplatz

Ostbahnhof

Ostbahnhofは形式写真を撮るのは都合が良いのだが、複数のホームからSバーンが出るので階段を行ったり来たり、忙しかった。というか、昔もそんなことしてたな。20年以上経っても全く成長していない…苦笑

ET420 Forever!

まさか2024年の今、ミュンヘンのど真ん中を行き交うET420型を見れるとは思わなかった。大枚はたいてドイツへ来て本当に良かったです。まあET423型の後継車両も発表されたようなので、次回(数年後?)はさすがにもう生き残ってる可能性は低いだろうけど、また次回も走ってたら嬉しいな。

動画にもまとめました。ぜひご覧ください。

さて、主たる目的も達成?されたので、日本へ帰るとしますか…泣

 

ホテルアムバ ミュンヘンに宿泊 / 2024.02 ドイツ1泊4日弾丸旅行(6)

今回はミュンヘンに1泊する。ドイツでホテルに泊まるのはなんと2005年以来!だ。

宿泊するのはホテルアムバ(Hotel Amba)である。

Hotel München Zentrum | Hotel Amba

翌日朝早くには出てしまうので、交通の便が良くて安いホテルということで選んでみた。値段はなんと7000円ほどと日本のビジネスホテルとそう変わらなかったのだが、果たしてどんなホテルなのか。

外観・ロビー

ホテルアムバはミュンヘン中央駅の北側の道路に面しており、中央駅の正面からは徒歩5分ほどというところだが、すぐ近くにはSバーンの地下入口があるし、ホテルの目の前にも中央駅の入口があったりする。といってもここは27-36番線ホームには近いだけの裏口的な入口だがそれでも便利だ。また、ミュンヘン空港行のルフトハンザエアポートバスがホテルの前から出発するので、空港に行く場合にも便利だ。

ミュンヘン中央駅周辺は治安がそれほど良くないと聞いていたのだが、少なくとも北側はバスが発着していることもあり、そんなことは全く感じなかった。

こじんまりとしたフロントでチェックイン。フロントのおじさんは片言の日本語で出迎えてくれて嬉しい。卒業旅行のシーズンなので日本人の旅行者も多いのかもしれない。

1階には小ぎれいなロビースペースが備わっている。なかなか良い感じじゃないですかね。

狭い狭いシングルルーム

4階の部屋がアサインされたのでエレベーターで向かいます。

ヨーロッパでたまに見かけるドア付のエレベーターで部屋に入ると…。

おおっ、これは狭いな。日本の狭めなシングルルームと言った感じで、ドイツでこんな狭い部屋を見かけるとは思わなかった。中でもベッドの幅の狭さはB寝台並みである。

ただまあ日本の安ビジホに泊まってるようなものだし、値段相応と言えば言える。狭い以外は必要最低限な装備は揃っている。ネットもそこそこ速かった。一方でテレビがアナログ?で映りが全く悪かったのだが、今のご時世テレビはほとんど見ないので、まあ問題なし。

トイレや洗面所は部屋の中にあり、バスはもちろんなくてシャワーのみだった。シャワー室の作りがチャちくて水が部屋に染み出すのには少し閉口したが、温かいお湯が勢いよく出てきて旅の疲れは十分癒された。一点、アメニティが何もなかったのが残念だが、まあこれはヨーロッパだからだという気もする。

フロアプランを見ると、この部屋はとりわけ狭いようです…。

建物ビューではあったが、窓の外が見れたのは良かった。

日曜は基本レストランもそんなに開いてないので、ミュンヘン中央駅地下のスーパーEdeka Ernstやコンコースのパン屋さんなどで買い込んだ食べ物で夕食。こんな夕食、卒業旅行以来だが、それはそれで懐かしい味だ。

Edeka Ernst | Wir lieben Lebensmittel

日曜開いているスーパーはここEdekaくらいしかないのですごく混んでいた。ここで家族のお土産などを買い込む。日本人の学生と思われる人たちも沢山いた。円安の折のヨーロッパ旅行はいろいろ大変だと思うが、見分を広げてほしいところだ。

ホテルアムバのまとめ

特に狭さはびっくりなホテルだったが、サービスは決して悪くはなく、交通の便も良く、とにかく安く泊まることができたのでまずは良かった。安く泊まるのであればここはおすすめだと思う。今回は素泊まりだったので食べてないが、朝食も結構しっかりしていて美味しいらしい。

ただ気になったのが、エアコンがなさそうだったところ。冬だったので結構寒かったし、夏は逆に暑いのではないかという気がする。特に冬は風邪をひかないように部屋着をちゃんと用意した方が良さそうだ。

 

20年ぶりのミュンヘン市内観光 / 2024.02 ドイツ1泊4日弾丸旅行(5)

の続き。

ミュンヘンの街歩きは2004年以来20年ぶり。まずは市の中心部マリエン広場へ向かうとしよう。

ペーター教会からミュンヘン旧市街の絶景を愉しむ

マリエン広場に出ると、堂々たる新市庁舎が出迎えてくれる。ミュンヘンと言えばこの新市庁舎。変わらぬ姿が懐かしい。

マリエン広場もイベントが開かれていて多くの人で賑わっていた。日曜なのでシーンとしてるのかと思ったが、賑わっていて楽しい。

さて今回最初にめざしたのはこのマリエン広場の南側に位置するペーター教会である。

Turmbesteigung „Alter Peter" - Stadtpfarrei St. Peter, Alter Peter, München

ミュンヘン最古の教会と言われるペーター教会であるが、高さ91mの塔の上から、新市庁舎やフラウエン教会といったミュンヘンのシンボル的な建物を一望できるスポットで、ガイドブックなどでは必ず紹介されている。

自分は2004年にフラウエン教会の上に登って市庁舎を眺めたことがあるのだが、なぜかこのペーター教会が未訪だったので、今回是非訪れたいと思っていた。

4travel.jp

5ユーロを払い塔内に入る。塔の上に行くには階段を登らないといけないのだが、これが結構きつい。特にアウグスブルクで歩き回った後なのでかなり辛かった。フラウエン教会はエレベーターで昇れるので、だから20年前そっちに行ったのかもしれないが、眺めも全くないのでとにかくきつかったな…。

なんとか14階の塔の上へ。お疲れ様でした…。さて、ここからの眺めは…。

おお、これですよこれ。ミュンヘンらしい景色を一望できて大満足である。願わくば天気が晴れてればなお良かったのだけど、まあこればっかりは仕方がない。

ミュンヘンの市内を360度大パノラマで堪能できる。さすがにバイエルンアルプスの山々までは見えなかったが、満足です。

市庁舎やフラウエン教会の方角をパノラマで撮ってみました。いやあ、良いですね。ここはなかなか体力を使うけど、超おすすめです。

せっかくなのでペーター教会の中も見学。賑やかな広場から一点、厳粛な空間が広がっていた。

マリエン広場へ戻り、ノイハウザー通りをぶらぶら。カールス広場でもイベントが開かれていて、出店やアトラクションも多く出ていて大賑わいだった。そういえばこの週末、ドイツはカーニバルが開かれているはずで、この賑わいはその関連イベントなのかもしれない。これはこれで良い時期に来たな。

せっかくなのでフラウエン教会も再訪。入口にある悪魔の足跡も改めて眺めるが、うーん。これ、きっと誰か作業者の足跡としか思えんな…。

レジデンツに初訪問

続いては、レジデンツへ向かう。

Bavarian Palace Administration | Munich Residence | Overview

ミュンヘンの観光地としてまずあげられるレジデンツだが、自分は以前ミュンヘンに来たときはドイツ博物館に行ったので、実はレジデンツにはまだ行ったことがなかった。まるでお上りさん状態だが、ドイツ13回目にして、初のレジデンツ訪問である。

新市庁舎の奥の立派な建物から中に入る。ここはさすがに日本人があちこちいたな。

レジデンツといえばまずはアンティークヴァリウムだろう。大きくて広い!

ルネサンス様式の丸天井に様々な彫像が飾られた様は本当に見事。月並みだけど来て良かったです。

あとは適当に見て回ればよいかと思っていたのだが、このレジデンツ、とにかく部屋が多くて一つ一つじっくり見てたら時間が何時間あっても足らない。ショートカットコース通ってヴィッテルスバッハ家の肖像画が並ぶ祖先画ギャラリーを見て外に出るがそれでも1時間弱はいたと思う。機会があれば、今回訪れていない部屋や、クヴィリエ劇場も改めて見てみたいところだ。

夜と朝のミュンヘン街歩き

夕方、もう少し観光スポット巡りができないかなと思い、マリエン広場から南西方向のゼンドリンガー通りを歩く。

このあたりはセンスのよさげな店が立ち並ぶが、あいにく日曜なのでどこも開いておらず、ウィンドウショッピングを楽しむ。

訪れたのはアザム教会。ゼンドリンガー通りに面する小さな教会で、しかも外は工事中だったが、中のバロック様式の装飾が見事だという。残念ながら夕方のミサ中で中は入れなかったのだが、外の窓からちょっと覗き込む。そこからでも十分わかるくらい、豪華絢爛で重厚な装飾には目を見張った。

マリエン広場に戻る頃には日も暮れてきたが、新市庁舎のライトアップがまた綺麗だった。今日は良い日だった。が、明日の朝にはもう帰っちゃうんだよなぁ。哀しい。

翌朝。空港に行く前に再びマリエン広場へ。

昨日の賑やかな雰囲気から一転。静かな広場であった。まさにこれから夜が明けようとする凛とする空気感、自分は大好きである。

ゼンドリンガー通りを歩き、旧市街との境目に建つゼンドリンガー門を眺める。中世の雰囲気を今に残す立派な門であった。このような門が市街地のど真ん中に残るミュンヘンは良い街だね。

ミュンヘン市内観光のまとめ

20年ぶりのミュンヘン街歩き、楽しかったです。ここ最近、ドイツ南部に行くことがなかったので、バイエルンの中心地らしくどことなく陽気な雰囲気が魅力のミュンヘンを久々に味わえたのは良かった。そしてようやくレジデンツにも訪問できたのも良かったです。

ただミュンヘンそのものは観光スポットがそれほど多くはないので、次回来ることがあれば、周辺観光地とセットで改めて訪れてみたい。今回はシーズンオフだったので行けなかったのだが、個人的には、ルードビィヒ2世が謎の死を遂げたシュタルンベルク湖ミュンヘンからSバーンで30分ほどという近い場所にあり、船旅も楽しめるようなので次はGWにでも行ってみたいところだ。それまでにマイル貯めないとだけど…。